キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演の映画『幸せのレシピ』が9/29日の公開を控え、それに先立ち、9/19新宿にてキャサリン・ゼタ=ジョーンズによる来日記者会見が行われた。

今回キャサリンが演じたのは、レストラン“ブリーカー22”でマスター・シェフを務めるケイト・アームストロング。彼女の料理に対する一途な情熱は、人を魅了するとともに、威圧してしまうこともしばしば。
そんな完璧主義なケイトについて、
「これは今までのどの役とも違う役だった。彼女の一途で完ぺき主義なところには共感できるわ。私も、仕事一途にのめりこんでしまう面があるから」とコメント。
また、ケイトは母を失った9歳の姪ゾーイの母親代わりとして、突如彼女と一緒に暮らすことになり、だんだんと変わっていくのだが・・・
「自分も家族をもったことで変わったところがあって、家族を持つ前は仕事一辺倒なところがあったけど、家族ができてからは、前より人を受け入れるようになったわ」と語った。

今回の映画ではいろいろな料理が登場するが、キャサリンの家での料理は、
「はっきりいって、この映画のおかげで料理の腕がとても向上したの。夫からは君は7年かけて料理がうまくなったと言われたし、子どもたちからはママはいままでこんなに料理しなかったよねって言われたわ」
と、この映画の後、家族からほめられたと得意げに語った。

話しがキャサリン自身の美しさの秘訣に及ぶと、
「とにかく幸せを感じること。幸せを感じていれば自分に自信が持てるし、その自信が外見上の美しさにも現れるのだと思う。あと、優秀なヘアメイクさんがいることね(笑)」と会場をにぎわせた。

撮影自体は本物同様の厨房で行われたため、
「本物のレストランだと勘違いしたお客さんが入ってきちゃって、撮影が止まったときがあったんだけど、そのときに私は本物のシェフじゃないんですって自分で説明しにいったわ」
また、
「本当の厨房で料理したから煙が目にしみたり、次の日めがむくんだりして大変だった」と撮影の思い出も語った。

最後に自分自身の幸せのレシピについて
「それは家族と一緒にいられることね。夫や子どもといっしょにいて自分自身が幸せであれば、自分の幸せがまた他の人の幸せにもつながると思う。好きなことをしたり、愛情を育んで、自分が幸せになることが一番大事」とコメントした。

会見の後には、一週間後のキャサリンの誕生日を祝し、サプライズでバースデーケーキが登場。うれしそうな笑顔を浮かべてお礼を述べた。

9/29 丸の内ピカデリー1他全国ロードショー

(Report:Kazuhiro TAKAHASHI)