本日18日、公開初日を迎えた映画『キャプテン』の舞台挨拶が都内で行われた。
原作は、故・ちばあきお著の名作野球漫画である本作は、「谷口キャプテン時代」にスポットを当て、野球少年の成長を描いている。
登壇したのは布施紀行(谷口タカオ役)、小川拓哉(丸井役)、中西健(イガラシ役)、岩田さゆり(佐々木舞役)、永井浩介(サブ役)、宮崎美子(谷口母役)、筧利子(谷口父役)、室賀厚監督。
会場には、その他の野球チームの中の出演者たちも訪れていた。
主演の布施紀行は、3000人の中からオーディションで選ばれたシンデレラ・ボーイ。満席になった客席を前に、緊張しながら挨拶を行った。
撮影が行われたのは昨年3月〜4月にかけてで、1年半が経過した現在の彼らは少々大人っぽくもあり、ついついコメントの際照れてしまい筧利夫らにつっこまれるなどの場面も見られ、フレッシュであった。
宮崎美子、筧利子などの先輩に囲まれて競演をした中で、学んだ事も多かったと布施紀行。映画の撮影中は145cmで、今は165cmと20cmも身長が伸びた事を報告し、筧利子は「もう身長は止まっている。」と対抗した。
また、少年たちが同年代という撮影現場という事で楽しい雰囲気だった模様。映画の中ではクールな役柄だが撮影中はお調子者という中西健も、「現場は楽しくて、うるさかった。」とコメントし、永井浩介に「お前がな。」と返され笑いを誘っていた。

布施紀行:「谷口役に決まった瞬間は、自分が主演で映画ができるのかな、と思いましたが、作品を見たら意外に面白かったです。」

小川拓哉:「役作りで大変だった点は、鼻をこするシーンで、何回こするかなどを考え込んでしまいました(笑)」

中西健:「現場では一番年下で、布施君にプロレス技をかけられたりしました(笑)」

室賀厚監督:「子供とちゃんとコミュニケーションが取れるか心配でしたが、普通に接する事ができました。いかに自分の精神年齢が子供と同じが実感しました(笑)」

宮崎美子:「男の子たちの映画だな、と思ったので、私はにっこりと包み込むように演じました。少年たちが、とてもかわいいんです。」

岩田さゆり:「私の役は皆さんと一番近い目線だと思います。野球の事を何も知らない女の子が見ても楽しめる映画です。」

永井浩介:「昔、甲子園を目指していたが故障で断念した時の心の傷が、この映画によって癒されました。」

筧利夫も絶妙なトークで会場を沸かせ、小川拓哉は「この映画は、笑いもあって感動もあって、素晴らしいものになっています。皆さんに宣伝して頂いて、『キャプテン2』ができたらいいなと思います。」と、アピールした。

(池田祐里枝)