都内で、クエンティン・タランティーノ監督が、リスペクトする1970年代から80年代のB級ホラーにオマージュを捧げたエキセントリック・ムービー『デス・プルーフ in グラインドハウス』の来日記者会見が行われました。
「来日は、毎年来ている」と、監督として作品をもって会見を行うのは、『キル・ビル』以来とあって、先月の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の会見とは違った雰囲気となった。

「世界中に友人はいっぱいいるけど、日本が一番多いかな」とコメントする監督の古き友人でもあるゲストには、映画制作に同じ思いを込めた熱い心を持つ千葉真一さんが登場。千葉さんは、監督に、オリジナルの作務衣のような「サムライコート」をプレゼントした。千葉さんは、映画を見て、「古きよきものを大切に作る監督であり、作品はワンダフル!」と高く評価し、監督との思い出を語った。
千葉さんは、「昔、アメリカのホテルで、健在だった深作欣二監督とクエンティンと3人で映画を作ろうと10日間くらいホテルにこもって脚本つくりをしたことがあった。深作監督は、その後、日本で新作の撮影後に亡くなってしまい遺作になってしまいましたが、脚本はあるので、これをクエンティンに作ってもらいたいと思っています」と語り、クエンティンも「OK!」と。
次回作に「サムライ・ムービー」を撮ってよ。と千葉さんは、熱くラブコールを送った。

(Report:Yasuhiro Togawa)