いよいよ7月28日(土)より全国ロードショーとなる『リトル・チルドレン』の公開記念といたしまして、梅宮アンナさんのトークショー付き特別試写会イベントを行いました。

本年度アカデミー賞主要3部門にてノミネートを受けた本作品の主人公と同じく、ひとりの女性としての顔、子供を持つ母としての顔、両面を持つ梅宮アンナさんより女として、母として、映画に対する想いを語っていただきました。

集まったマスコミ総数100媒体という大盛況の中、久々にメディアの前に登場した梅宮アンナさん。まずは本作品のテーマ’大人になれない大人たち’を軸に映画についてトークショーを行いました。

▼主な内容

Q:映画はよくご覧になりますか?
A:ええ。映画、大好きなんです。なので、このイベントは是非やりたいと思いました。家にいることが多いので、映画ばかり観ているんです。

Q:映画の感想は?
A:非常に深いテーマが含まれた作品でしたね。いろんなことを考えさせられました。結婚して子供がいる母親が3人出てきますが、それぞれ抱えていることも違う。それぞれに共感したり、その逆もありました。とても勉強になった作品です。

Q:子供を持つ母として、感じたことは?
A:子供を溺愛する母、仕事に没頭しすぎているキャリアウーマン・・・・みんな「トゥー・マッチ」なんですね。やはり何でも「過ぎる」のはいけない。私は子供を溺愛はしていません。子供と一緒の時間、離れている時間、がある。四六時中一緒にいるのが愛情だとは思っていないし、何事もバランスが大切だと思います。女として、母として、このふたつの両立はでも大変ですよね。

Q:’大人になれない大人たち’というテーマですが、アンナさん自身、このように感じることは?
A:もちろんあります。今でも、大人になろう、と努力している感じ。でも、子供と接していて気づくのですが、何でも深刻に考えすぎるのは必ずしも良いとは限らない、子供の視点も大切だなと思うんです。

Q:映画の主人公たちのように、「違う人生」を夢見たことは?
A:ありますね。この仕事をしていなければどうなっていたんだろう?と思うことがあります。でも、現状や自分に満足できないことは誰にでもあるし、後悔はしたことはないんです。失敗したら軌道修正すればいいだけだし、行動を起こしたことに後悔はすべきでないと思います。

Q:もし可能なら、生まれ変わったらどんな人生を?
A:実は、親戚に医師が多く、生まれ変わったら小児科医になりたいと思うんです。人のためになりたいし、しっかりと小さいころから勉強したかったなとたまに思います。

(Report:Yasuhiro Togawa)