SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2007:オープニング作品「夕凪の街 桜の国」舞台挨拶!!
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2007のオープニング作品として「夕凪の街 桜の国」上映され出演者・監督による舞台挨拶が行われた。
本作は原爆投下から13年が経過した広島の街を舞台に、登場人物の何気ない日常生活や、家族や恋人との愛にあふれた人生を描いた作品。生きる喜びや平和への願いが込められている。また、今作はちょうど一年前の映画祭期間中にSKIPシティに昭和33年の広島の街を再現し撮影されました。佐々部監督は舞台挨拶で次のにようにコメントしました。
佐々部「4回目の映画祭開催おめでとうございます。一年前の夏に毎日SKIPシティに立てたオープンセットに通ったことを思い出しました。昭和33年の広島になっているので、是非今日はそこにも注目して観て帰って下さい。」
登壇前に映画のテーマ曲となっている「ひとつの願い」のハープ演奏が行われ、音楽を聴いて田中麗奈さんは感動し次のようにコメント。
田中「初めて生演奏を聞いたのですが、目頭が熱くなり涙が出そうになりました。舞台に上がる前に何を話そうかと言葉を失ってしまいそうになりました。役作りではとにかく何かを感じたいと思い両親と一緒に広島へ行き原爆ドームや博物館を見学しました。2人から愛情をたくさん受けて育ったんだなと改めて感じました。何かを感じて自分の中から出たものを佐々部監督に撮って貰いたいと思いました。」
共演の吉沢悠さんは演じてみて次のようにコメント。
吉沢「東京育ちなので広島弁には苦労しました。また、今回のオープンセットは美術さんが素晴らしいものを作っていただき、今まで経験したなかで一番凄かったです。当時を感じさせるあの場所にいれたのが最高な瞬間で感動しました。」
劇中で流れるハープ演奏を担当した内田奈織さんは「私なりに作品をイメージして演奏しました。いつまでも忘れない気持ちやノスタルジーな思いをオルゴールのようなリズムにのせて演奏しました。
」
最後に佐々部監督は「このテーマの作品は日本人が日本でしか撮れないものでスタッフたちにも誇りを持って欲しいと思い作りました。夏休みに大作映画がたくさん公開される中この映画は8月に公開しないと意味が無いので今日最初にみる皆様には応援団になっていただけたらと思います。」
本作は7月28日より全国ロードショー公開されます。
(Report:大野恵理)