今年、10周年を迎える劇場版ポケットモンスター最新作、ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライの完成披露試写会が、7月1日中野サンプラザホールにて行なわれ、声優陣が舞台挨拶を行なった。

上映前の会場にはゲーム機を真剣にのぞき込む子供たちの姿があちらこちらに…。それもそのはず、ニンテンドーDS(もしくはDSLite)とそのソフト「ポケットモンスター ダイヤモンド」または「ポケットモンスター パール」を持参した観客全員に幻のポケモン・ダークライがプレゼントされるということで、さっそくワイヤレス通信を使って受け取っていたのだ。そして、上映開始のベルが鳴り、おなじみピカチュウと幻のポケモン・ダークライが登場すると会場全体が大きな歓声に包まれた。

湯山邦彦監督「今回の映画は3日前にできあがりました。お客さんの前に触れるのは初めてになると思います。10周年とダイヤモンド・パールの第一作目ということでダブルのプレッシャーで作りました。ディアルガ、パルキア、ダークライの三大戦いを見て頂きたいと思います。」と、作品の出来に満足している様子。
ポケモンマスターを目指して旅を続けているサトシ役の松本梨香さんは「今年は10周年ということでスタッフ・キャスト一同盛り上がっています。サトシは毎年がんばっています。人生のパートナーであるピカチュウと、らせん階段を一生懸命上がって世界を助けます!」と話してくれた。
謎のポケモン・ダークライを演じた石坂浩二さんは、「こんにちは、探偵団のおじさんですよ。」と、会場の子供たちにあいさつし、初挑戦の感想を聞かれ「甥っこの子供と一緒に去年見て泣きましたよ。今回はウルっとしている場合ではないので一生懸命でした。ダークライは名前の通り、ダークで暗いんです。この映画がヒットしたらずっとこの格好で歩こうかと思っています。」と話し、会場の笑いを誘った。
イケメンでお金持ちのアルベルト男爵を演じた山ちゃんこと山寺宏一さんは、「おっは〜!」と、会場全体を巻き込んでいつものあいさつで会場を盛り上げ、「アルベルト男爵はおいもじゃないですからね。ダークライを捕まえようとする、勘違いキャラです。途中からなんじゃこりゃ?って感じになるんです。」と、今回演じたキャラクターの秘密を少し明かしてくれた。「自慢できることの一つは毎朝5時に起きていることと、10年間ポケモンの映画に違う役で出させていただいているんです。「ポケモンサンデー」も面白いけど「おはスタ」も面白いですよ!」とアピールした。
その「ポケモンサンデー」レギュラーを務めるロバートの三人は、昨年の韓国版出演に引き続き、念願の日本語版に初挑戦。秋山さんと山本さんはポケモントレーナーを、馬場さんはポケモン・ドタイトスの声を担当している。限られたセリフで感情を表現しなければいけないポケモンの声は、声優でも難しいそうだが、馬場さんは「ゲームでドダイトスを使っていたらオファーが来ました。みんなが思っているドダイトスの声になっていると思うので期待してください!」と自信を見せていた。

投票で選ばれたポケモン・デオキシスがプレゼントされる劇場版前売り券の売り上げはすでに200万枚を突破!ゲームとともに快進撃を続けるピカチュウ・ザ・ムービーは今夏のNo.1ヒットになるか?公開は7月14日(土)全国東宝系ロードショー!

(Report:Miwako NIBE)