先日おこなわれたカンヌ国際映画祭において「世界の映画監督 35人」ワールドプレミア上映で世界の喝采を受けた北野武監督最新作『監督・ばんざい!』が6月2日ついに日本での公開初日を迎えた。公開初日を記念して、初日“おバカ”舞台挨拶と称した北野監督&豪華出演者らによる舞台挨拶がキタノ・タイムズスクエア(タカシマヤタイムズスクエア・期間限定6月1日〜3日までの名称)でおこわなれた。
登壇したのは、北野武監督、江守徹、岸本加世子、鈴木杏、内田有紀、松坂慶子。また今回は北野監督による初のティーチイン(質疑応答)も同時にておこなわれた。舞台挨拶を控えた劇場では、初回の上映を見終えた観客と、取材陣に北野監督のネタであるちょんまげかつらが配られ監督を迎えるにあたり会場は異様な盛り上がりを見せていた。そして監督が袴姿で登場!!頭にはもちろんちょんまげかつらが!!

■北野監督支配人からのご挨拶■
「(会場の観客の姿を見渡して)何だこれは!!すみません(笑)宣伝の方も色々考えてくれたみたいで、いつの間にか私も支配人になってしまいました(笑)。初日に誰もいないと恥ずかしいものがりますが・・・この前もカンヌにこのずらを被って参加したけど、自分だけうけなかったらやっている事と実力が合わないのは恥ずかしいなと心配した。今回の映画は20年後くらいになるといい(笑)一回バカになるといいよ、みんなバカになって楽しんでくれると良いな。」と北野監督流の挨拶で会場を沸かした。

■舞台挨拶■
寺島進「本日はみなさんちょんまげ姿でようこそいらっしゃいました。お客さんはカンヌ国際映画祭で上映された短編とこの『監督・ばんざい!』と初日のこんな豪華絢爛な舞台挨拶まで観られてラッキーですね。凄く素敵な舞台挨拶でばんざい三昧です。これからも北野監督を末永く応援して上げてください(笑)。」

内田有紀「みなさんちょんまげが凄い(笑)初日監督おめでとうございます。初めて北野組に入らせて頂いてあっというまで思い出が無いくらいです。でも凄く印象に残る現場でスタッフさんとも出会えてとても貴重な時間が過ごせました。」

鈴木杏「(ちょんまげかつらに対して)いいなー!!凄く羨ましくてそのことばかり考えていたら話すことが吹っ飛んでしまいました。初日を迎え私も嬉しいです。今日で北野組じゃなくなると思うと寂しいなと思いますが、この映画を観て全部笑って吹き飛ばしたいなと思います。私はこの映画をすでに観てくせになっているので、是非皆さんもくせになったら何回も観に来てください。」

松坂慶子「お客様と取材の方の一体感がありますね、なんか一緒に映画を作ったような感じです。私は始めて北野監督の作品に出てとても楽しかったです。監督を中心に才能のある方が集まり、本当にみんな映画を作るのが好きなのだなと伝わってくる良い雰囲気でした。ぜひお知り合いの方にも宣伝してくださいね。」

岸本加世子「北野監督はまるで人事のようにカンヌで世界の映画監督35人に選ばれたから行ってくるとおっしゃったのですがそれは凄いことで、そんな監督がこんなおバカ映画を撮ることに感動しました。私にとって忘れられない作品になりました、一生の宝物です。」

江守徹「僕は生まれてから沢山の映画を観てきたけど、これは生まれて始めて観る映画です。こうゆう作品はなんて言ったらいいのか分からないけど、抽象映画!!略して抽象画(笑)おバカを1時間44分撮り続けいるが作品として完成している。そして見た人によって感想は違うそれはまさに抽象画です。そんな作品に出られて良かったです。また最初にこういうのを作るのは良い機会だと思います。」

監督と観客の貴重なティーチインの様子は後日掲載されるムービーレポートにて是非ご覧ください!!会場に溢れるちょんまげ姿にご注目!!ちなみにこのかつらは劇場で販売されてます。
世界中が注目する北野監督の最新“おバカ“ムービー『監督・ばんざい!』は絶賛公開中!!

(Report:大野恵理)