ゴールデンウイーク恒例のイタリア映画祭が今年で7回を迎えた。2001年「日本におけるイタリア年」からはじまった映画祭は、現代のイタリア映画を紹介する映画祭として年々パワーアップし続けている。映画祭で上映された作品『輝ける青春』、『家の鍵』、『イタリア的、恋愛マニュアル』など映画館での公開が次々に決まるなど、年々、映画祭の役割がますます高まりを見せている。4月28日には、開会式が行なわれ、監督、俳優総勢7名の来日ゲストが舞台に花を添えた。

 イタリアのロージ・ビンディ家族政策大臣は「映画祭で上映される作品は価値あるレベルの高い映画である」と話し、ユニセフやWFP国連世界食糧計画も協力した『それでも生きる子供たちへ』について「世界的に偉大な監督が作ったオムニバスです。世界中で忘れられてしまった子供たちが描かれています。子供は愛する人、愛すべき人だけではなく、私達社会全体の財産なのだということを言っております。」と述べた。

ドキュメンタリー、アクション映画、社会的なテーマを扱っているものなど、今年はバラエティ豊かな長編16作品、短編5作品のラインナップで4月28日から5月5日まで開催される。『それでも生きる子供たちへ』、『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』は2007年初夏公開、『空のように赤く』は2007年秋公開予定なので、見逃した方は是非劇場でご覧ください!
(Report:Miwako NIBE)