田村正和が14年ぶりにスクリーンに帰ってきました!!
田村が選んだその映画の名は『ラストラブ』。完成会見でそのわけが語られることになりました。

登壇者は田村正和をはじめ、ヒロインの伊東美咲、原作者Yoshi、中山和記プロデューサー、藤田明二監督です。

MC:田村さんを映画に呼び戻したわけですがどんな交渉をなさったんですか?
中山P「映画嫌いって有名でしたからね。“ラブというテーマで映画を一つ締めくくる形の何かやりませんか”と。一緒にやりたいという気持ちが強かったのでその思いをずっとぶつけて、粘り強く依頼して3年がかりで口説き落としました。」

MC:長い出演交渉、シリアスなラブストーリーをどんな気持ちで望まれたか
田村「私は元々映画に失敗した俳優だったんですね。映画に対しては臆病になってしまい後ずさりしてしまう気持ちがあって、テレビの世界に育ててもらったという気持ちもあった。和記さんが“NYを舞台にラブストーリーをつくらないか”と言ってもらってテレビドラマと同じ作り方をしてもらって、やらせてもらいました。」

中山P
「田村さんの渋い味を堪能していただきたいのが一つと、伊東美咲さんのこれでもかという美しさも堪能していただきたい。田村さんのサックスも本当に吹いていただきました。そういったところが見所ですね。」

伊東「今回正和さんが14年ぶりにスクリーン復帰ということで、ご一緒できてすごく光栄だなと思っております。現場で本当にたくさんのことを学ばせていただきました。Yoshiさんとは一緒に仕事できたらいいねと(お互いに)言っていたので、念願が叶った。深い愛が感じられる作品だと思うので皆さん是非ご覧ください。」

藤田監督「若い女性から見て素敵なラブストーリーの面もあるんですが、50代後半の団塊の世代の男性の方に見ていただきたいラブストーリーになっています。」

Yoshi「深い愛を描けるように映画本編ともに良い仕上がりになったんじゃないかと思います。」

“パパじゃない一人の男性”としての田村正和。終始腕を組み少し眉間に皺を寄せている田村は自信を内に秘めているようでした。

6月16日(土)ロードショーです!
配給:松竹 (C)2007「ラストラブ」フィルムパートナーズ

(hiromi kato)