ごく普通の家族のはずが、父が突然家出をした。
友近とユースケ・サンタマリアが夫婦役で挑んだポップでコミカルな家族ドラマ、『酒井家のしあわせ』の初日舞台挨拶が12月23日土曜日に渋谷アミューズCQNにて行われました。

本作品で長編監督デビューする呉美保(お見歩)監督、
『UDON』主演の記憶が新しい様々な分野で活躍するユースケ・サンタマリア、
ものまねで優れた人物描写をみせるお笑い出身の友近、
『花よりもなほ』にも出演した今月6歳になる鍋本凪々美、
5歳の頃からコンスタントにテレビや映画で活躍する14歳森田直幸の5人が登壇しました。

友近「この日を待っていました。結構いい感じのリアルな家族が出ていると思います。よろしくお願いします。」

ユースケ「本日はどしゃぶりの雨の中(実際は晴天)お越しいただいてありがとうございます。いやあ、腰まであった髪の毛を切って撮影に臨みました。緊張して三日間絶食しています。先ほど初回が終わった後、舞台挨拶をしまして。皆さんどうも泣けるらしくて目が真っ赤でした。でも嫌な涙じゃない。皆さんも出来れば木綿のハンケチーフをご用意して是非ともお楽しみください!」

鍋本「鍋本凪々美です。お父さんもお母さんも優しくて、かっこよくて、おもしろくて。監督さんはすごーくかわいかったです。ありがとうございます。」

呉美保監督「12月23日ということで音楽を担当した山崎まさよしさんの誕生日で、縁を感じつつ今日を迎えたことを嬉しく思います。私は今まで生まれてきた日々の中で家族の割合が多くて、今回はこういう切り方をしてみました。キャストは誰からみてもすごくリアルなんですけど新鮮な感じがすると思います。森田と鍋本はオーディションからでしたが、ぴったりで。酒井家を楽しんでもらいたいと思います。」

MC「撮影現場はどうでしたか?」
森田「待ち時間は本当の家族のように過ごしました。」
鍋本「友近さんは鏡を見せてくれたり…」
友近「後ろも見せてやったんな。」
鍋本「おもしろいことをいっぱい言いました。」
ユースケ「僕は(鍋本に)ピン札でお金あげました。いや、冗談ですよ?」

MC「友近さんとユースケさんは夫婦役でしたが?」
ユースケ「友近とは本当にウマが合ってね。ほら、こいつしゅうゆ顔が好きそうでしょ。」
友近「本当にはじめてかと思うくらいすんなり入りました。心地いい気持ちでした。」

MC:お客さんに一言
森田「家族は喧嘩したときでも家出しちゃたりするときでも最後は帰ってきて仲直りするのが家族だと思います。見所は全部なんですけど、後半の台所のあるシーンなんですけど…」
ユースケ「あんまり言っちゃうとネタバレしちゃうからね。森田の熱演を見て欲しい」
友近「家族はなんでも言い合える関係でなくてはいけない。観終わった後、素直な気持ちを伝えてくれればいいなと思います。41歳のブラからはみでる肉とかリアルだと思いますよ(笑)」
鍋本「おはようございます。お父さんとお母さんとアンドお兄ちゃんを見て欲しいと思います。」
ユースケ「アンドが入りましたよ〜!帰国子女ですからね。家族は切っても切り離せない大事なものですよ。僕には妻が居て子供は居ませんが早く大家族を作っていきたいと思います。みなさんも大事にしてください!」
監督「日々問題のない家族はないと思います。でも喧嘩の繰り返しでいいと思います。それを実感してもらえればいいと思います。この映画は口こみで広がっていくと思いますので皆さんよろしくお願いします。」
ユースケ「ほんとお願いしますよ!」

森田や鍋本が言葉につまるとユースケと友近がフォローするようにコメントをするのがまさに父と母のようで、そこには一つの家族があるようなあたたかい舞台挨拶でした。