9月13日(水)、都内スタジオにて、ウォルト・ディズニー最新作『ライアンを探せ!』で日本語版吹き替えで声優を担当したオリエンタルラジオさんのアフレコ会見が行われた。

今回、オリエンタルラジオさんが演じる役は、行方不明になってしまった息子ライアンを、父親ライオンのサムソンたちが探す途中で出会うカメレオンのコンビ、クロークとカモ。主人公の親子が再会できるか鍵を握る、重要なキャラクターだ。
ディズニー作品の日本語吹替版の声優になるためには、人気だけでなく作品のクォリティを保つために、声の質やテンポなどが重要視される中で、本作で唯一オリエンタルラジオがディズニー本社から認められ実現した。

スパイのコンビ役ということもあり、この日、2人は揃いの黒スーツに黒い帽子で登場。昔からディズニー映画が大好きだったという藤森さんは「ボクは『モンスターズ・インク』で石塚(英彦)さんと田中さん(爆笑問題)が声優やっているのを見て、自分もぜひやりたいな、って思っていました。」と答え、一方の中田さんは「ディズニー映画に参加させてもらうために、吉本に入ったようなもんですからね!」とやる気を話した。

役作りに関して藤森さんは「ちょっと漫才みたいな2人のかけ合いがあって、ボクはかわいらしく愛嬌のある感じで演じるようにしました。」映画の中では藤森さんの演じたカメレオン“クローク”のボス的存在(役名“カモ”)だという中田さんは「スパイということもあって、道を歩く時にもひと目につかないようにしたり、舞台でも、お客さんから目立たない所に立つようにしてました(笑)」と笑いをとった。そんなアフレコの出来ばえを聞かれると、中田さんは「甘めに採点して、まあ100点ですかね。」と自らを絶賛。ところが、声優としての才能は「それは、しんご君の方が上ですね。声のハリもありますし。」と相方を誉めながらも「まあ、人間としてはボクの方が上かな?」と自分をアピールすることも忘れなった。

親子の絆が大きなテーマになっているこの作品。アフレコ声優に抜擢されたことを誰に最初に報告した?と聞かれると藤森さんは「すぐに親に報告しました。母親はすごく喜んでいて『お母さんも出たいな』なんて言っていました。」と、家族の仲の良さを披露し、「ぜひ親子で一緒に観に行ってほしい映画ですけど、親子関係が冷え切ってしまった人たちも、ボクらに言ってくれればボクらが映画館に連れて行きますよ。それくらいぜひ家族で観てもらいたい。」と中田さんが話した。ちなみに中田さん本人は、映画が公開になったら、「旬の女優6人連れて観に行きたい。」と答え、集まった報道陣を笑わせた。