「現場にかける思いは誰にも負けない。」シリーズ4作目となる『デコトラの鷲4 愛と涙の男鹿半島』製作発表記者会見が、主人公・飛田鷲一郎の生まれた町、浅草で行われ、主演の哀川翔がその意気込みを語った。
 「1,2作目はほとんど実話が基になっています。全国のトラック野郎がめぐまれない施設に向って、その施設の方々を励まして回ったという活動がありましてね。一見荒らそうなトラック野郎の内面、義理人情があって心にしみるそういった行動を、少しでもみなさんにお伝えすることができればという想いが強いです。」

 会見には哀川翔の他、監督の香月秀之、今回のマドンナ役の井上晴美、シリーズお馴染みの柳沢慎吾など総勢8名が出席した。今回の最新作では1作目と同じ秋田に舞台を戻し、デコトラの鷲が暴れまわる。シリーズが4作目となることについて哀川翔は「5作、6作目と、全国を渡り歩けるような作品にしたい」と、4作目以降のシリーズの発展にも望みをかけた。

 この作品は今年が記念すべき第1回目となる「たいとう下町映画祭」のオープニング上映作品となっている。 伝統大衆文化の発祥の地・浅草での映画祭の幕開けを飾る本作品がどんな映画に仕上がるのか、今から楽しみで仕方が無い。
(林田健二)