脱力系夏休み映画『ダメジン』が公開初日を迎え、テアトル新宿で出演者と監督による舞台挨拶が行なわれた。
本作は働かずに生きていく方法を真剣に考える、いわゆるダメな大人達を描いた映画。出演者達は満席で立ち見の観客が溢れている中、大きな声援に包まれてそれぞれの個性的なファッション(ダメジンファッション!?)で登場した。

”魚っぽい感じ”のスーツで登場した主演の佐藤隆太さんは「『ダメジン』は気合の入り方が違うんです!4年前の暑い夏に撮影をしたこの作品で、三木ワールドをめちゃめちゃ楽しませてもらいました。間違いなく大作です!!」と断言。これまでとは違う役柄を演じた市川実日子さんは「今日は『ダメジン』の撮影中を思い出してポップな柄の古着を着て来ました。この映画の現場はとても楽しくて、観ていただくと楽しい感じが伝わると思います。」と語った。

ダメな大人の一人を演じた温水洋一さんは”ダメジンカラー”のシャツで登場。「三木監督のテイストはニュアンスなどが難しいんです。ダメもいいなと思って観ていただけると嬉しいですね。」と会場の観客の笑いを誘った。
温水さんの兄貴的存在を演じた緋田康人さんが着ていたのは、自分でプリントして作った”ダメジンTシャツ”。「お蔵入りするんじゃないかと心配していました。公開が決まって本当に嬉しいです!」と感激。
三木聡監督は「温水さんと緋田さんと一緒に考えて、ダメなヤツは可笑しいねという話になったのがこの映画の始まりです。本当に役者に恵まれていて、彼らとの共同作業が本当に楽しかった作品です。」と語った。

出演者の方々、そして監督それぞれにとって欠かせない映画になっている映画『ダメジン』。たまには息を抜いて夏休み気分を味わってみては?

(umemoto)