2階席まで含めた約900席の座席が満席、座りきれない観客も出るほどの盛況のなか、西川監督とオダギリによる舞台挨拶に引き続き、上映が始まった。
エンドロールが流れると大きな拍手が沸き起こり、上映終了後、客席で観客と共に鑑賞していた西川監督とオダギリにスポットライトがあたるとスタンディングオベーションの渦が会場を熱く包み込んだ。
観客に囲まれながら会場を後にした西川監督は「カンヌに来たことを実感しました。大きなスクリ一ンでたくさんの観客に観てもらって作品を無事に送り出せたような気がしています」と涙ぐみ、オダギリは「監督週間は居心地のよいところだと実感しました。ありがとうございました。」と語った。
同日午前のプレス試写と公式上映の終了後には、西川監督、オダギリに各国から計50にもおよぶ取材オファーが殺到しており、その評価の高さを物語っている。