『テニスの王子様』実写映画 現場取材　
2005．11．2(水)

1999年「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした『テニスの王子様』（原作：許斐剛）は、“スタイリッシュ”で“クール”にテニスを愛する少年たちを描いた新しいスポーツ漫画として、小中高生から大人まで幅広い絶大な支持を受けている。
2001年からスタートしたTVアニメーション（テレビ東京系）によりそのブームは拡大、爆発的な人気を得た。TVアニメーションは2005年3月に惜しまれつつも終了したが、同年2月には待望の劇場版アニメも上演、同年9月からCSアニマックスにてTVアニメーションの再放送がスタート。
また、ミュージカル、オリジナルの発表もされるなど、『テニスの王子様』はとどまることを知らない。

そして2006年…『テニスの王子様』遂に実写化！！！

—-2005年11月2日岐阜にて。
11月になったというのに汗がにじみ出るような時期外れの暑さの中、少年ジャンプに連載中でアニメにもなっている許斐剛先生原作「テニスの王子様」の実写映画『テニスの王子様』の撮影は着々と行われていた。
その撮影は青学の手塚と、ライバル校・氷帝の跡部とのシングルスという大切なシーン。沢山のエキストラも一緒に、何度も繰り返し行われるリハーサル。
そして監督の「OK〜！」の声が響き渡る。張り詰めていた空気も一気にほぐれ、現場では笑い声も飛び交うほど和やかなムードになる。
そんな中、本作『テニスの王子様』【青学】越前リョーマ役の本郷奏多くん・手塚国光役の城田優さんに早速インタビューを決行！

越前リョーマ役：本郷奏多
—-主役に抜擢された時の気持ち
週刊少年ジャンプを毎週読んでいて、この漫画自体とても好きだったんです。
中学でも3年間ソフトテニス部に入ってたので、この役に選ばれた時は本当に嬉しかったです。
—-実際撮影してみて
部活では軟式しかやっていなくて、硬式は今回初めてだったので最初は全然出来なかったけど、1ヶ月練習してだいぶ出来るようになりました。
本作では役者が本当にボールを打ってちゃんとテニスをしているので、芝居がうまくいったとしてもボールが打てないと結局駄目になってしまうんです。なかなかうまくいかないものだなと思いました(苦笑)
—-リョーマの役作りについて
原作を読んでいたので比較的イメージしやすかったです。
特に気をつけているのは常にふてぶてしくしている事！(笑)
—-共演者について
同じ青学メンバーと遊んでいる時はすごく楽しい！空き時間ではテニスをしたり、プライベートでは食事に行ったりもします。みんな優しくて、年上の人たちばかりなのでお兄ちゃんみたいな感じです。
—-見どころ
CGも使っていますが、実際に役者がボールを打っているシーンも多いので(観てもわからないかな？)、とにかく全部です！
—-意気込み＆メッセージ
あと撮影も残りわずか。最後まで怪我をせずに頑張ります。
ちゃんとリョーマが演じられているかぜひ観て来て下さい！

手塚国光役：城田優
—-実写化を聞いた時の感想。役が決まった時の感想
元々ミュージカルでこの手塚役をやっていたんです。実写化はアニメとも漫画とも違う世界という事でぜひ！と思い、オーディションを受けこの役に決まった時は嬉しかったですね。
—-映画での見せ場
氷帝の跡部という人気もあり実力もある選手との試合で、初めて男を見せる！というシーンがあるんですがそこは注目して観て欲しいです。そのシーンよりも誰よりも熱い男になってますから！
—-現場の雰囲気
青学のリーダーなので遊ぶ時には遊んで、しっかりやる時にはしっかりやって！という感じで取り組んでいます。
—-見どころ
やっぱり原作の漫画とも、ミュージカルとも違い、良い意味で裏切れるんじゃないかと思います。オリジナルの部分もあり、『テニスの王子様』の良い部分を詰め込んだ作品で、絶対素敵な映画になると思います。ぜひ劇場に足を運んでください！

（Naomi Kanno）

※実写映画『テニスの王子様』は、2006年　全国ロードショー

□作品紹介
『テニスの王子様THE☆MOVIE（仮題） 』