8月20日(土)、総売上げ部数8000万部のコミックをアニメ化した『劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢』『劇場版ツバサ クロニクル』が公開初日を迎えた。大人気作品の劇場版とあって、会場は立ち見が出るほどの盛況ぶり。上映後の舞台挨拶には、<HOLiC>の大原さやかさん(壱原侑子役)、福山潤さん(四月一日役)、中井和哉さん(百目鬼役)、水島努監督、<ツバサ>の入野自由さん(小狼役)、牧野由衣さん(さくら役)、菊池美香さん(モコナ役)、川崎逸朗監督の総勢7名が登場、超満員の会場は大拍手で登壇者たちを迎えた。
 
大原さん:「今宵は奇しくも満月だそうで…。そんな日に待ちに待った公開初日を迎えられたことをとても嬉しく思いますし、皆さんとこうして劇場でお会いできて、偶然という名の必然を感じております!劇場版ということで苦労は数知れず…なんですが、あったかーい、ほんわかした現場でとても楽しかったです」
 
福山さん :「初日を迎えられて本当に嬉しいです。さっき、向こうでドアに耳を当てながら、ドキドキして待っていました。僕だけまだ完成品を見ていないんです(笑)。大原さんが良いこと言っちゃいましたが、僕は何も用意していなくてノープランです(笑)!こうして見てもらえたということがとても嬉しいです。劇場版はひたすらテンション高くやっていたら、後半でナチュラルハイになってしまって…。周りの皆との温度差がわかってしまうかもしれません(笑)」
 
中井さん :「暑い方がね、冒頭シーンとかも入りやすいかな、と。『暑いうちに見るように』と周りの人に帰ったら薦めてください。映画は暑いうちにと昔から……聞いたこと無いですね(笑)。苦労したことは特になかったですが、福山君はたいしたもんです(笑)。アフレコの時、たくさん台詞あるのに休憩でそんなにしゃべらなくても…と。この人のテンションに巻き込まれないようにするのは気をつけましたね(笑)」
 
水島監督 :「上映後だからネタバレしてもいいということで、僕はウサギをもう1回出したかったんです。めでたしめでたしとなっているところに、耳が半分ちぎれて登場したり…。でも周りにもういいと言われて止められました(笑)」
 
入野さん :「こんなに沢山来てもらって嬉しいです。劇場版の小狼は戦いの時に雄叫びを上げるんです。あんまり叫ぶことがないので思いっきりやりました。だけどすごいテンション上がってきちゃって。小狼は戦った後は落ち着いてなきゃいけないのにまだまだいけるぞって、その気になってました(笑)」
 
牧野さん :「皆さんいかがでした…?(会場から「おもしろかったよ」の声)ありがとうございます!何か無理やり言わせちゃってるみたい(笑)。劇場版のさくらはちょっとだけ元気なんですね。TVアニメ版では笑うシーンが連続するということがあまりないので、こんなに最近笑ってないなと思いながら顔が引きつるまでやりました(笑)」
 
菊池さん :「ずっとやりたいと思っていた劇場版のアニメに参加できて本当に嬉しいです。モコナ、かわいかったでしょ?(笑) モコナの役は自由にやさせていただけて、本当にやりがいがありました。」
 
川崎監督 :「TVと劇場版の違いといえば、小狼とさくらがベタベタすることもですね。あと10分時間をいただければ、その分だけたくさんベタベタさせたのにと(笑)。次回があれば、その時のお楽しみということで(笑)」
 
 登壇者たちが見どころやアフレコでのエピソードを語る中、終始笑いの絶えない舞台挨拶となった『劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢』&『劇場版ツバサ クロニクル』。「モコナはホリックにも出ているんですが、アドリブでプープー言ってたらどれも『いいですよ』ってOKになりました」と菊池さんが語れば、水島監督は「いいですよ、というのはどうでも(いいですよ)…という意味(笑)」と返すなど、仲が良いからこその毒舌(?)な掛け合いも飛び出していた。
(yamamoto)

☆『劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢』『劇場版ツバサ クロニクル』はシネマミラノ、シネ・リーブル池袋 にて絶賛公開中!

□作品紹介
劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢
劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君