4月8日(金)よりNHK『天才ビットくん』アニメコーナーにて放送開始のアニメ版『おでんくん』。リリー・フランキーさんの同名絵本を原作した本アニメは、「頭にはちまき。お尻にまわし。しめているのにどこか「ユルい」キャラクター」のおでんくんを始めとする“ユルかわいい”キャラクターたちが多数登場。舞台は、東京タワー下のおでん屋台の鍋の中「おでん村」であったり、時にはおでんとして食べられた人間の体の中だったり、おでんの世界だけでなく外界も交えておでんくん達が巻き込まれるキュートな珍事件を描いていく。そしてそんな魅力的なキャラクター達を演じるのは、本上まなみさん、秋山道男さん、小日向しえさん、ピエール瀧さんら豪華キャストだ。4月5日(火)に行われた合同発表会には、加藤道哉監督、原作のリリー・フランキーさん、本上まなみさん、秋山道男さん、小日向しえさん、ピエール瀧さんらが駆けつけ、それぞれ『おでんくん』について語っていった。

「原作のタッチを再現できるよう、スタッフを特訓することから始めました」と語ったのは加藤道哉監督。「個性的なキャラクターをどう動かすか、色味についても考えました。題材一つ一つを丁寧に扱っていくことに気を配りました」との言葉を受け、リリーさんは「ちくわぶーのデッサンが狂ったままなぐらい原作を尊重していただいてます(笑)。本当に丁寧な仕事をしていただけてとても嬉しいです」と語り、作品の出来に自信を見せた。
一方、豪華キャストの筆頭・本上まなみさんは「声優は昔から憧れていたお仕事。でもまさか私がおでんくんをやるとは!」と笑顔。ちなみに本上さんの抜擢は、「前々から知り合いで、アニメにはカエルの役で出ると約束をしていたんです。でも今回カエルのキャラがいなくて。で、おでんくんを演じてもらってみたら、スタッフ皆が持つ“おでんくん”のイメージ通りだった」(リリーさん)とのこと。

また、どうして題材が“おでん”なのかと聞かれると、リリーさんは「どうしてなんでしょうね(笑)。おでん屋さんで思いついたんです」と作品同様ユルめの答えを返し、会場の笑いを誘った。

(yamamoto)

☆『おでんくん』は、4月8日(金)よりNHK『天才ビットくん』アニメコーナー(約7分)にて放送!!
※全39話・2006年3月まで放送予定

■公式サイト
http://www.odenkun.net/