3月15日、映画制作・出版などを手掛ける角川グループが、韓国最大手の映画制作・配給・興行会社でありドリームワークス作品の韓国・香港・中国での配給権利を保有しているCJエンタテインメントと、映像部門を中心に今後協力を進めていくことを基本的に合意したと発表された。提携内容は下記の通りだが、具体的な事業提携として『着信アリ3』を韓国で共同開発中であり、三池崇史監督『妖怪大戦争』をCJの配給により、中国・香港、そして日本で同時公開を現在検討中とのこと。

■提携内容
・映画作品の共同出資・共同製作:韓国(角川作品のリメイク版)および日本での共同出資・共同製作。
・配給相互支援:それぞれの地域(角川は日本、CJEは韓国)における両者の作品の配給を相互に支援。
・CJの出版事業支援:CJEが韓国および日本で出版事業を行う場合に、角川がCJEに協力し支援。
・角川のシネコン事業支援:角川が日本でシネコン事業を行う場合に、CJEが角川に協力し、支援。
・アジアにおけるシネコン事業相互支援:アジア諸地域におけるシネコン事業遂行のために相互に協力・支援を実施。

CJエンタテインメント:韓国最大手の映画制作・配給・興行会社。主な製作(投資)作品に『JSA』『殺人の追憶』『スキャンダル』『力道山』など、主な配給作品に『グラディエーター』『シュレック1&2』『オペラ座の怪人』『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』『キル・ビル1&2』などがある。