2003年2月7日、音楽ジャンルと世代を超えたアーティストたちがニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールに集結し、すべての音楽のルーツであるブルースにトリビュートを捧げたコンサートが行われた。参加したアーティストは、B.B.キング、バディ・ガイ、といったブルースの大御所からエアロスミス、ネヴィル・ブラザーズ、ソロモン・バーク、メイシー・グレイなど、総勢50名を超えるミュージシャンたちが5時間にも渡る熱いステージを繰り広げたこの伝説の一夜を記録したのが、映画『ライトニング・イン・ア・ボトル』である。公開を記念して、ニッポン放送のイマジンスタジオでは、清水ミチコが司会をつとめるラジオ番組「清水ミチコの日曜はマネよ」プレゼンツの公開録音イベントが行われた。
 最近音楽のドキュメンタリー映画にはまっているというパーソナリティ清水ミチコは登場するや、映画にちなんで日本が誇るトップアーティスト、松任谷由実や綾戸智絵のお得意のモノマネを披露。会場大爆笑。そして次の歌姫モノマネは・・・と思いきや特別ゲストの八代亜紀さんご本人が登場。「ブルースは魂を歌う事」という八代さんは「そういう意味ではブルースと演歌は魂を歌うということでは同じ」とレクチャー。ブルースの高音ギリギリの搾り出すような歌声はまさに泣き声であり魂の表出であるとつづけた。
そんな八代さんが体験したもっとも感動的な体験とは・・・。「「雨の慕情」でレコード大賞を受賞した時、ロックのコンサートでもないのに会場のお客さんみんな総立ちになって「雨 雨 ふれ ふれ もっとふれー」とあの有名なフレーズを一緒になって空に手をかざして歌ったこと。あれにはすごく感激しました。もう本当に天に歌が届くような勢いでしたね。」と八代さん自身の忘れられない歌の思い出を明かしてくれた。演歌もブルースも、魂を歌っていることではまったくおんなじ!そんなブルースの心に触れたい方は、どうぞ『ライトニング・イン・ア・ボトル』へ!
 
※『ライトニング・イン・ア・ボトル』は3月19日よりシネマライズにてロードショー!
※今年でデビュー35周年を迎える八代亜紀さん、シングル「不知火情話」は3月23日リリース