『デリカテッセン』『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督最新作『ロング・エンゲージメント』が今月12日(土)より公開される。本作は巨匠セバスチャン・ジャプリゾの全仏ベストセラー小説を原作に、ジュネ監督とオドレイ・トトゥが再びタッグを組み創り上げた愛と奇跡のミステリーだ。
 
 日本公開直前に、ジャン=ピエール・ジュネ監督とオドレイ・トトゥ演じるマチルドの恋人役ギャスパー・ウリエルが来日。作品について大いに語っていった。
 13年間映像化を考えていたという原作の魅力について聞かれると、監督は「もともと第一次世界大戦のテーマに興味がありました。舞台となる時代はとても美しい時代で、それを描くことができることにも惹かれましたし。そして主人公の頑固さ、辛抱強さ、信念の強さに共感するものがあったからです」と語った。また、「原作があるというのは、完全にオリジナルだった『アメリ』とはまた違ったアプローチが必要でした。すばらしい原作を生かしながら、個人的なアイデアをどう持ち込むかに気を配りました」とこれまで手掛けてきた作品とは違う気遣いがあったことを明かした。
 
 また、イケメン仏俳優として注目を浴びているギャスパー・ウリエルさんは、「これだけ規模の大きい映画に出るのは初めて。これまでとは違う仕事のやり方を知るなど俳優としていい経験になりました」と笑顔。また共演のオドレイ・トトゥさんに関しては「共演したシーンは少ないのですが、とてもパートナーに寛大で、マキシマムなものを与えてくれる方でした。集中力を持っている方なので自分もそれに助けられました」と語り、オドレイとの共演もいい経験となったようだ。
 
(yamamoto)

☆『ロング・エンゲージメント』は全国松竹・東急系で絶賛公開中!!

□作品紹介
『ロング・エンゲージメント』