白血病の少女が、四国88箇所お遍路の旅に出た。
「今」を生きる証として、ゴールの奇跡を信じた、「命」の1.400km。
本日の『ロード88』〔出会い路、四国へ〕上映終了後の初日舞台挨拶には実に豪華な顔触れが揃った。登壇したのは、TV、CM、プロモーションビデオ、などを多数監督している中村幻児氏、主演で本作が記念すべく第1回作品となる村川絵梨氏、そして演技派俳優の小倉久寛氏、須藤理彩氏、津田寛治氏、長谷川初範氏、新藤晴一氏(ポルノグラフィティ)総勢7名。
7名のコメントを一言ずつ紹介していこう。

中村監督:「去年の今頃はちょうど撮影中だったと思います。そう思うと、本日東京で初上映という事で沢山のお客さんに見て頂けているのはなんだかとても考え深いものがあります。今回、題材として白血病という病気を取り扱っていますが、今まで私は色々な作品を撮ってきたが、もうそろそろ世の中の為になるような映画を撮らなきゃいけない年かな、と思い撮影に挑みました。」

村川:「すごく緊張しています!とにかく今はこんなに沢山の人に集まって頂き、皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。四国で撮影行いましたがあちらでは“お接待”という風習があるらしく、現地の人達には良くして頂いたのを覚えています。それ以外でも沢山の触れ合いや協力があり色々な人達のおかげで無事完成しました。」

小倉:「観てもらったから何もしゃべる事はないのですが、自転車ごと転がるシーンありますがあそこは吹き替え無し、自分でやっています!笑。撮影現場は和やかで本当に良かった。本作を見た方!最低10人に良かったと言って広めましょう!」

須藤:「1年近く温めてきた作品を皆さんに見て頂けて感動です。やっと産声上げた作品です。これからはお客さんが育てていって下さい。小倉さんが10人と言っていましたが、20人に広めましょう!笑。」

津田:「ロードムービーという事で、四国あちこち回りながらの撮影は楽しかったです。小倉さんは四六時中ネタ披露してくれ、まるで観光旅行に来ているような感じでした。笑。では、30人以上に広めましょう!笑。」

長谷川:「私も色々な所回れたというのはとても楽しかったです。主演の村上くんもみずみずしく演じていて、そういうのを観ているだけで楽しくなるというか…オヤジみたいだな。笑。」

新藤:「僕は本作見た感想としては、シンプルな力強さの中にシンプルな答えがあると感じました。岸谷五郎さんからは色々アドバイスをして頂きましたが、半分以上理解不能でした。それは僕にまだ演技のスキルが全然なかったからだと思います。でも、とても感謝しています。」
生きる意味がわからなくなってしまった方、目標や夢がまだ見つからない方、ただ四国に興味がある方どんな人が見ても「今」、「命」、「自分」について考えさせられるキッカケになる作品となるだろう。
(菅野奈緒美)

※「お接待」とは
遍路をしている人に地元の方々が食べ物やお賽銭を差し出します。これを「お接待」と言います。昔の遍路は何十日もかかって、自動販売機も何もないところを歩きつづけたわけですから、遍路にとっては大変ありがたい風習だったのだと思います。

『ロード88』〔出会い路、四国へ〕は、11月6日(土)より、渋谷シネ・アミューズ他全国順次《涙の》ロードショー!!