岡元夕紀子×黒沢あすか、美と愛憎の女の戦い『き・れ・い?』公開初日舞台挨拶
直木賞受賞作家・唯川恵原作「きれい」(短編集「めまい」集英社より)を、伝説的R指定・カルトシリーズ「オールナイトロング」の松村克弥が7年ぶりに映画化!主演は『アナザヘヴン』の岡元夕紀子、『六月の蛇』の黒沢あすか。美容整形をめぐる凄惨な女たちの愛憎と殺戮を描く本格サイコサスペンスホラーが遂に登場する。
8月21日の公開初日には、渋谷シネ・ラ・セットにて松村監督、岡元夕紀子さん、黒沢あすかさん、草野康太さんによる舞台挨拶が行われた。
松村監督「『オールナイトロング』の後はちょっと映画からは遠ざかっててVシネを監督したりしていました。この作品には、今も、そしてこれからもっと輝くであろう2人の女優さん、そして草野くん、という僕自身はキャストにもすごく満足しているものになりました。」
岡元「美容外科の医師の役だったので、実際先生にお話しをうかがったりしました。実は今日も先生が客席に来ていて、作品にも出演されています(笑)。手術をするシーンでは、私は左ききで、メスは右きき用しかないので右を使う練習をしてかなり苦労しました。」
黒沢「今回特殊メイクを施されていたので、素顔で出ているシーンはほんの数秒しかないんです!特殊メイクはほぼ私の原型をとどめていません(笑)。その上、ほぼ吃音症(どもった話し方)の役なので、声も普通に出せないお芝居でした。彼女が普通にしゃべるシーンもあったんですが、普段自分がどうやって声を出していたのか感覚がわからなくなってしまって監督にはちょっとご迷惑をおかけしたかもしれません。」
草野「僕は(黒沢さんとちがって)逆に、衣裳を着ているシーンが数秒しかありませんでした。ほとんどベッドシーンでした(笑)」
岡元さんにしろ、黒沢さんにしろ2人がこの映画に対してどれだけ真剣に取り組んでいたかが、うかがえるようなエピソードを聞くことができた。また、松村監督は「今回のように女性が主人公の映画は初めてだったのえ、撮影では、すごくこの2人に助けられました。」と感謝の気持ちを2人にのべた。
女優2人が美を愛をめぐってバトルを繰り広げるという、ホラーとはちょっと違った意味で怖そうな女の愛憎がたっぷりみることが出来そうだ。岡元、黒沢の女優対決も要チェック!
☆『き・れ・い?』は渋谷シネ・ラ・セットにてレイト公開中!
□作品紹介
『き・れ・い?』