シネマコリア2003東京会場である草月ホールでパク・ヨンフン監督の『中毒』上映が行われた。『中毒』は、仲のよい兄弟が同日同時刻に別々の場所で事故に遭遇し、結婚している兄は、意識不明の重体に、そして弟は、奇跡的に意識を取り戻すが、弟の体には兄の魂が移っていた。兄嫁は、弟を愛せるのか?韓国では珍しいテーマを扱ったミステリーロマンス。
今年の福岡アジア映画祭でも上映され、東京では初の上映となった。上映後のティーチインで、パク・ヨンフン監督は「韓国では、このような兄嫁と弟との愛は、かなりセンセーショナルな描写でモラル的にはあまり許されないテーマでしたので、上映後の観客の反応も、暗い印象を持っているようですが、今、東京での上映後のお客さんの印象を見る限りでは、真面目に見ていただけたと思えます。」と語ってくれました。
チケットは、売り切れ急遽追加上映をすることになった話題作。
日本での一般公開も予定されている。

□公式サイト(シネマコリア2003)
http://www.seochon.net/cinemakorea/index.htm