惜しまれつつも6月いっぱいで閉館となる東急文化会館、渋谷東急の最後の作品となるのは6月14日に公開初日をむかえたフランス映画『略奪者』。二人とも青山学院大学出身ということで渋谷には思い出がたくさんつまっているという女優の川島なお美さん、横浜市長の中田宏さんが、閉館前の最後の記念に舞台挨拶を行い、懐かしいお話をきかせてくれました。

川島「私は映画が当時から大好きで、学生時代からもうこの世界でお仕事してましたがあいてる時間があるとここに来て、映画みるのが私の楽しみでした。西村フルーツパーラーでジュースを飲んだり、この文化会館内のお店でサンドイッチを買って劇場に入って予告編の時に食べて、それでさあ観るぞ!って感じのひとときがとても好きだったんです。」

中田「僕も映画は好きなので、学生時代はここでよく見ていましたね。東急ストアーで野菜とか食材を買い込んで近くの友達の家で鍋したり。楽しかったんです。本当にこの東急文化会館でなんでもそろいますよね。三省堂もあるしプラネタリウムもあるし。本当に『文化会館』という文化を発信している場所でしたね。」

ふたりとも閉館が名残惜しい様子で、東急文化会館の思い出話はつきないようであった。

肝心の『略奪者』については、川島なお美さんは
「私、男性主体のアクションて苦手なんです。でもこの映画はすごくスタイリッシュでとても楽しめました。フランス映画ってアンニュイなイメージがあるんですがこういうアクションもあるんですね。」

☆『略奪者』は渋谷東急3ほか全国松竹・東急系にて公開中!

◇作品紹介『略奪者』