魚喃キリコの人気コミックスを映画化したとして話題の『blue』。ひとつ年上の同級生・遠藤雅美に憧れを抱く主人公・桐島カヤ子。少女の誰もが経験する淡い恋心、嫉妬、憧れ。奔放で傷つきやすく、無垢だからこそせつない。そんな10代の感情の揺らめきを”青”という色によって描きだすこの作品。出演は、初出演にもかかわらずモスクワ映画祭最優秀女優賞を獲得した、市川実日子。主人公が憧れを抱く同級生を演じるのは、つか劇団出身の若手演技派女優・小西真奈美。2人の同級生にストリートファッションシーンでおしゃれ女子にカリスマ的な人気を誇るモデルの今宿麻美。今最も旬な女の子3人が出演しているのも見どころである。満員御礼のシネ・アミューズでおこなわれたトークショーで、監督の安藤尋と今宿麻美が現われゆったりしたムードで作品について。

魚喃キリコの原作について今宿は、
「このお話をもらってから初めて読みました。でも映画は漫画とはやっぱり全然ちがいますよ。別物です。」と語った。

今回映画初出演の今宿について安藤監督は
「彼女には映画の中に存在してもらうだけでよかった。へたに上手い芝居をするよりか、彼女には強い存在感でもって佇んでもらいたくて起用しました。演技よりも、演出の力を越えた”何か”を発するものがあるんです。」
とカリスマモデル今宿麻美のこの映画での在り方を聞かせてくれた。

☆『blue』は渋谷シネ・アミューズにて公開中!!公開中は劇場横のカフェにて劇中に登場する「あんバタ」も発売しています。

◇作品紹介『blue』
◇公式頁『blue』

(綿野かおり)