本国韓国での記録的大フィーバーが国内各メディアでも伝えられている『猟奇的な彼女』。スピルバーグ率いるドリームワークスがリメイク権を獲得したというニュース等、噂がさらなる謎を呼んで、今や日本でも超話題!

 男性は暴力的だけどかわいくて目が離せない“彼女”にいつのまにか心奪われ、女性は“彼女”の女々しさゼロの暴言・奇行動に「スカッ」とする。・・・本作は、そんな調子で性別年齢すべてを超越し誰もが“彼女”のトリコになってしまう、あらゆる常識を壊す愛され系ムービーだ。

 主演は、『イルマーレ』等清純派のイメージも強かったチョン・ジヒョン。監督は『秋の旅行』のクァク・ジェヨン。監督の次回作『クラシック』は、『猟奇的〜』が昨年度グランプリを受賞した、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003(2月13日より開催)の招待作品にも決定している。

公開に先駆けて舞台挨拶付試写が有楽町朝日ホールにて開催され、来日中のチョン・ジヒョンが舞台挨拶に登壇した。

チョン・ジヒョンさん(猟奇的な彼女役)——アニョハセヨー(こんばんは)。

Q:韓国での大フィーバーぶりが日本でもあちこちで伝えられています。日本の印象は?
——日本に来るのは3回目。色々な面で先進国である日本の文化にたくさん触れたい。プライベートな時間もエンジョイしたい。

Q:じつは今作『猟奇的な彼女』に非常に近いキャラクターなんだとか・・?
——いつも以上に身近に感じました。年齢も、考え方も近かったですし。実際に男の人を殴ったりはもちろんしないけど(笑)。

Q:キョヌ君役チャ・テヒョンさんとの共演はどうでしたか?
——映画の中でキョヌ君はかわいくておもしろくて、純粋な男性です。チャ・テヒョンさんも純粋な部分のある方ですが、加えてよりユーモアの感覚がある。映画の中よりももっとおもしろい方です。

 そして舞台挨拶の中で、今作『猟奇的な彼女』の日本語テーマ曲「I BELIEVE」を歌ったミュージシャン、F.O.Hの3人が登場。チョン・ジヒョンさんに花束を渡すという一幕も。「映画に感動しました。作品の中のシーンを思い浮かべながら歌いました。」というF.O.Hのメンバーに、「すごく感動してもらって、映画を思いながら歌ってくださったようで、感謝しています。ありがとう。」と、笑顔でペコリ。

 ふんわりとした物腰の中にも、堂々としたたたずまい。またたく間にトップスターとなったシンデレラ・ガールは、いまや凛とした女優のオーラを感じさせた。

なお、『猟奇的な彼女』は1月25日よりシャンテ シネ、シネマスクエアとうきゅうにて感動のロードショー!

(Yuko Ozawa)

『猟奇的な彼女』