この夏全米での大ヒットを受け、日本でも話題騒然のニュー・ヒーロー・ムービー『トリプルX』。新世代ヒーローザンダー・ケイジを、強面のマスクに独特のユーモアもたたえ、体当たりで演じたヴィン・ディーゼルが、初来日を果たし9月10日には来日記念イベントが開催された。“Welcome to the Xander Zone!!”と題されたこのイベントは、ヴィンの女性ファンのみを対象に渋谷e-styleにて開催されたもので、息もかかりそうな至近距離で交流できる絶好の機会とあって、早い時間から多数の女性ファンが駆けつけ、場内は大盛況!それぞれ腕に“xXx”タトウをして、熱烈歓迎でヴィンを迎えた。「呼んでくれて、ありがとう。朝早くから待ってくれて、感激だ。一体どこから、こんな美女ばかり集めてきたんだい!東京はもの凄く気に入ってるんだ。来れたと言うことだけでも、僕の役者としての実績を評価してくれたということだからね。短い滞在が残念でしょうがないよ。」会場のファン同様、嬉しそうに挨拶をするヴィン。そのノリは、かなりハイテンションだ。
 既に続編の製作も決定した『トリプルX』だが、本作の最大の見所は、その大半の場面をヴィン本人が演じたアクション場面だ。「勿論、スタントチームの助けもあったけど、監督が望んだ以上のアクションを自分で演じているんだ。だから、お袋にはくれぐれもセットにくるなと言っておいたんだ。ホント、生き残れてよかったよ(笑)」。骨折こそ無かったものの、擦り傷・打身は日常茶飯事だったとか。「流石に『2』では、もう繰り返せないアクションもあったね」。因みに早くも気になる『2』の舞台だが、アジアになることが決定している。「実は、今ここで次の共演者を探しているんだよ(笑)」とヴィンの嬉しいリップ・サービスに色めきたつ女性ファン。さらに会場内で、クールな『トリプルX』Tシャツ着用の女性を目ざとく見つけたヴィンは、「こういうことこそ、まさに嬉しいサポートだよね」と彼女を舞台に招くと熱烈なハグ!会場の熱気も最高潮となったところで、この日抽選で選ばれた3名の幸運な女性とヴィンとの握手会。勿論、ここでも握手に留まることなく、一人一人を力強くハグ。会場からは、憧れと羨みの混じった溜息の嵐だ。
 さらにこの日の会場には、『修羅雪姫』でアクション女優開眼した釈由美子が、花束を持って駆けつけた。「凄くエキサイティング!アクションがカッコよくて、それにこの腕凄い!それに実際にこうしてお逢いすると、可愛らしい方ですね」と感激の声をあげる釈は、おヘソの横にしっかりと“xXx”のタトゥ入り!「彼女も驚くほど綺麗だよ」と満足そうに答えるヴィンと記念撮影。続いて会場中の女性ファンも一緒になっての記念撮影で、イベントは幕となった。
 最後に、ヴィンからこれから作品を観るファンへのメッセージを紹介しよう。「ザンダー・ケイジはスパイになりたかったエージェントじゃない。反体制的なエクストリーム・スポーツのチャンピオン。そんな男が、NSAにスカウトされてどんなことになるか…。活躍を楽しんで欲しいね。」

なお、『トリプルX』は、2002年 今秋 日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー公開!
(宮田晴夫)

□作品紹介
トリプルX