TV界最高の栄誉であるエミー賞アートディレクション部門を受賞したアメリカ本国は元より、勿論日本も含む世界145ヶ国で放映され大人気のアニメーション『パワーパフ ガールズ』が、パワーアップした待望の劇場版長編アニメーションとして完成した。天才…だけどどこかずれてる…ユートニウム博士の手で、お砂糖と沢山のすてきなもの&“ケミカルX”、から生み出された3人のスーパー幼稚園児…ブロッサム、バブルス、バターカップの活躍をキュートさとポップなのりを信条に描いた『パワーパフ ガールズ・ムービー』は先に公開されたアメリカでの初登場トップ10圏内入りのスマッシュ・ヒット続き、いよいよ8月3日より日本でのロードショー公開がスタートする。
 封切り直前の7月23日、丸の内東映にて本作のプレミア試写会が開催され、当日はアメリカから駆けつけた!?パワーパフ ガールズの3人が劇場に登場、試写に訪れた著名人&多数のファンを大歓迎!、また大歓迎を返されたのだった。劇場ロビーに姿を見せた3人娘は、なんだか気持ち大きめな姿だけど(笑)、どんぐり眼に、ピンク&レッド、ブルー&ブロンド、グリーン&ブラックのトレード・カラーは紛れも無く“ブロッサム”“バブルス”“バターカップ”そのものである。
 劇場入り口横には、武闘派できかん坊モードがまた可愛いと評判のバターカップと、泣き虫で甘えん坊キャラに女の子の人気が高いバターカップがスタンバイし、暑い陽気にも関わらず開場時間のかなり前から劇場前で並んでいたファンたちをお出迎え。思わぬ歓迎に、一瞬ドキッとした顔を見せるファンもいるが、次の瞬間には嬌声をあげ親しみのこもった握手&ハグを繰り返したり、携帯等で一緒に写真を撮ったりと開映前の一時を楽しんでいた。
 一方、ブロッサムは、さすがにリーダー的な存在らしく、著名人の方々を歓迎するため、ロビー中央付近でスタンバイ。女性を中心とした、業界PPGファンと一緒にマスコミに向けてはい、ポーズ。勿論、その合間には観客と一緒に、飛び跳ねてみたりとサービス満点。でも、劇場内を飛び回ったり、壁をぶちぬいたりはしないよ。ちゃんと自分達のスーパーパワーの使い方は、学んだからね。その経緯を知りたい方は、この劇場版を是非観ること。そう本作はTVシリーズでは詳しく描かれていなかった、そんな彼女達の誕生秘話を描いたもので、TV版の大ファンにも今回映画版で初めて彼女達を知るビギナーにも、関係なく楽しめるご機嫌な作品に仕上がっているからね。

なお、『パワーパフ ガールズ・ムービー』は渋谷東急3、丸の内シャンゼリゼ他、全国松竹・東急系にて、2002年8月3日より一斉ロードショー公開!。またPPGのスタッフが贈る、もう一つの人気シリーズ『デクスターズ ラボ』の『ニワトリ男の恐怖』が同時上映。
(宮田晴夫)

□作品紹介
パワーパフ ガールズ・ムービー
デクスターズ ラボ シリーズ/ニワトリ男の恐怖

□公式頁
パワーパフ ガールズ・ムービー