丹波の自然と子供達を描いた『森の学校』初日。一人でも多くの若者に見て(篠田三郎)
山野を駆巡り、川や田圃で泥だらけになりながら、遊びの中から自然の美しさや命の不思議を心に刻んだ原作者、京都大学名誉教授の河合雅雄先生の児童文学賞を受け元に、教育映画「ぼくと仔犬のわんぱく大事件」の監督で、東映・太秦撮影所所属の西垣吉春と東映スタッフの手によって完成。
非行・少年犯罪・家庭内暴力・幼児虐待・自然破壊… これらのことばが社会問題として日常的にニュースや記事として報道されつづける今だからこそ、子ども本来の姿とは何かを考え、「自然と人間」「子どもと親」「家族と社会」の関り合いを楽しく、そして本質的に問う物語。
先月、京都で初日を迎え、20日新宿トーアで300人を超える親子ずれなどが集まり夏休み開始の初日に舞台挨拶が行われました。
西垣吉春監督「この映画は丹波篠山が舞台で、丹波篠山というとお猿さんが代名詞なのですが、私は戦後生まれですが、映画の中の風景のような場所で育ってきたので、学生時代は、都会に出てきて今日まで生きてきました。人がふと忘れかけている時代がこの作品の中にはあるので、思い起こして見て頂けると幸いです。」
三浦春馬くん「普段、お芝居をやっているのですが、この仕事はお芝居をやっているというよりこんな楽しく遊んだ仕事は初めてというのが感想です。仕事をやって良かったです。」
神崎愛さん「6人の子供達の母親を演じました。久しぶりに最近にはない、とてもいい原作でした。ぜひ参加させていあだきたいと思いました。撮影は、丹波篠山の風を浴びて本当にのびのびと自由に遊びまわりました。本当に子供って元気なのかと改めて自然の尊さを感じました。」
篠田三郎さん「私の役は子供を信じて見つめて背筋がしっかりと伸びていて大らかな父親役です。実際は小言ばかり言っている口うるさくって随分叱るんですが、大変いい役を頂きました。この映画は2年ぐらいをかけて全国で公開していくので、一人でも多くの方に見ていただき、若い人達の参考にしていただけると思います。」
本作は、新宿では20日より、他の地域でも順じ全国公開されます。
詳しくは公式サイトをご覧ください。