97年のナンバー1ヒットとなった前作から5年、あの黒服の男たちが帰ってくる。今度の敵はセクシー・ランジェリー・モデル・エイリアン!?全米では7月3日、そして日本では6日と日米同時ロードショーとなる『メン・イン・ブラック2』は、現在ポスト・プロダクションの最終追い込みの真っ最中。オリジナルの主要スタッフ・キャストが続投する夏のSFX超大作を、完成を前に気になる作品の映像をダイジェストで一足お先に上映する特別映像試写会が、6月3日東商ホールにて開催された。
 この日会場には、前作で難事件を解決後“普通の男”に戻ったはずなのに、新たな事件の鍵を握る男としてMIBに復職するエージェント“K”を演じるトミー・リー・ジョーンズさんが来場し、舞台挨拶が行われた。
 「また日本に来れて本当に嬉しい、僕と僕の妻は大の京都好きで、1週間ほど京都で過ごしてきたんだ。本当に楽しく過ごしてるんだけど、残念ながらウィルはさっき飛行機を降りたところらしく、明日には皆の前に姿を見せると思うから、楽しみにしてください」と飛行機が遅れたために会場入りが間に合わなかった相棒“J”の分まで挨拶するトミーさん。待ちに待ったコンビ復活となる本作だが、再びウィルさんととコンビを組もうと思ったのは何故?「そりゃ、仕事だったからさ(笑)。正直のところはね、楽しいからこそ彼とは競演したいと思ったんだ。なかなかこの業界では楽しさ=仕事にならないのだけど、ソネンフィルド監督とウィルとの仕事はいつも楽しいんだ。よき友人で互いに成功もおさめてきたから、なんの問題もなく楽しい仕事だよ」。
 作品には常にオリジナリティを模索していきたいと語るトミーさん。今作も続編として同じ楽しい体験を味わえながら、それは同時に全く違うものになったと完成作への自負をうかがわせる。「それと、しゃべる犬も楽しみにね(笑)」。
 舞台では、現在開催中のワールド・カップの共催地の頭文字と同じ二人のエージェントの活躍する映画への期待をこめて、赤いドレスで登場したプレゼンター役のさとう珠緒さんから、“K”と“J”の字が背番号に入ったワールドカップ日本チームのユニフォームが手渡された。ユニフォームを嬉しそうに受け取ったトミーさん、「試合は体格じゃなくて根性、是非がんばって欲しい」と日本チームへのエールを贈りかえしてくれた。
 また上映されたダイジェスト・フィルムには、前作でお馴染みの顔ぶれは勿論、触手系・長いもの系(地下鉄の場面は凄いことになってそう!)など様々なエイリアンが登場し、今回もコミカルでいながら本格的なSFXアクションが堪能できそうな気配が濃厚。一刻も早く完成版を見たいものだ。

なお、『メン・イン・ブラック2』は丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて、7月6日よりロードショー公開!。
(宮田晴夫)

□作品紹介
メン・イン・ブラック2