池田エライザ浴衣姿で完全復活!『貞子』大ヒット記念舞台挨拶
見ると1週間後に呪い殺されるという「呪いのビデオ」の恐怖を描いた、中田秀夫監督による映画『リング』(98)。ビデオテープを介して呪いが拡散されていくという衝撃的な設定は日本中を震撼させ、長い黒髪に白いワンピースをまとい井戸やテレビから這い出る“貞子”の姿は「日本で最も有名な怨霊」として全世代に知れ渡る存在となった。
それから20年―、時代の変化と共に恐怖の形状を変えながら、常に日本のホラー映画界を牽引してきた『リング』シリーズの貞子は、ついに怨霊初の快挙となる“世界が尊敬する日本人100”に選出された。そんなシリーズの最新作『貞子』が、若手実力派女優として躍進著しい池田エライザをヒロインに迎え、中田秀夫監督率いる伝説のオリジナルチームの手で新たに映画化!さらに『リング』『リング2』(99)に出演した佐藤仁美が、当時と同じ倉橋雅美役で出演し、現在と過去をつなぐ。
5月24日(金)より4DX 、MX4Dと合わせてシリーズ史上最多の416 スクリーンで公開となり、動員は34万人を超え、興収10億円突破も射程圏内。劇場は中高生のグループやカップル、10~20代の若年層でにぎわい、全国的な大ヒットスタートを記録した『貞子』。それを受けて、このたび大ヒット記念舞台挨拶を実施しました!
主演として本作をけん引しつつも、公開時の舞台挨拶は風疹の発症で無念の欠席をした池田エライザが、完全復帰をアピール。一足先に、夏を感じさせる浴衣の装いで登壇し観客に感謝の気持ちを伝えるも、サプライズに思わず涙が…?!!
<『貞子』大ヒット御礼舞台挨拶 概要>
【日時】 6月4日(火)20:00~※上映後のイベント
【場所】TOHOシネマズ日比谷 スクリーン9(千代田区有楽町1丁目1-2 東京ミッドタウン日比谷 4F)
【登壇者(予定)※敬称略】池田エライザ
盛大な拍手の中登場したのは、涼し気な浴衣姿で元気な様子を見せた主演の池田エライザさん。「皆さんこんばんは。映画『貞子』楽しんでいただけましたか?ご心配をおかけしましたが、こうして皆さんにお会いできて幸せです。映画もたくさんの方にご覧いただいているということで、本当に皆さんに支えられています。」と挨拶。5月下旬頃に風疹を発症されてから約一週間の休養をとられた池田さんは、お休みされている間に映画のイベントに参加することができなかったことについて「悔しかった〜!本当に悔しかったです!ニュースで見たんですけど、弟役の清水尋也くんは舞台挨拶に私のパネルを担いで登壇してくれたり、佐藤仁美さんもいじってくださって、、本当にありがたいなと思いました。お休みしている間は玄関から一歩も外に出られなかったんですが、皆さんが映画を観てくださっているのを幸せに感じながら、私も早く皆さんにお会いできるのを楽しみにしていました。」とその心境を語り、さらに「監督には、初日にお会いできなかったのでお手紙で感謝を伝えました。尋也くんも「いじっといたよ!」と連絡をくれたので(笑)、ありがとうと感謝を伝えました。」と、監督・共演者とのエピソードも明かし完全復活をアピール!
本作が大ヒットを記録していることについても「本当に嬉しいの一言に尽きます!なかなか、ホラー映画を観に行こうってモチベーションになるのは難しいと思うんです。でも、皆さんが観てくださっているのを見て、この作品をやることができて良かったなと思います。こうしてありがとうを皆さんに伝えられて幸せです。」と語り、「この映画は、湿り気というか、常に緊張感があって、もちろん貞子は恐怖の対象なんだけど、佐藤仁美さん演じる倉橋雅美さんや、ともさかりえさん演じる祖父江初子さんも、生きている人にも思わずぞっとしてしまう、そんな張り詰めた空気が今回の『貞子』の特徴だと思います。佐藤仁美さんのシーンは『これがリングだ!』と思って、伝統的な中田秀夫監督の世界観を教えてもらって嬉しかったです!」とコメントしその喜びを語りました。
映画を鑑賞されたお客様から「めっちゃ怖い!」「思いがけず泣いた…」などネットでも話題の中、「観に行ってくれた友達や家族も、すごくドキドキしたと言ってくれました。」と自身のまわりの反響も明かした池田さん。また、感想の中には「姉弟愛に涙した」と、池田さん演じる茉優と清水尋也さん演じる弟の和真の絆について、特にクライマックスの洞窟のシーンについても多くの感想が寄せられています。そんなクライマックスシーンの撮影に関し「あのシーンの撮影は、フィジカルの部分でも大変だったんですけど、気持ちの面でも大変だったんです。自分の弟と重なって苦しいなと思う気持ちが強かったシーンです。私は弟を救わなきゃ、の一心で、でも弟の方も、お姉ちゃんだけは!と、お互いを思い合っていて。ホラー映画を観てうっかり泣いちゃうとは思いませんでした。」と壮絶な撮影現場を振り返り、茉優という役に込めた想いを語りながらも、「あのシーンの洞窟に溜まってる水は、実は入浴剤で作ってるんです。いろんな色を混ぜておどろおどろしさを出してましたね。貞子の湯っていうらしいです。(笑)」と衝撃の撮影の裏側を明かし会場を和ませました。
さらに、そんな過酷な撮影現場で容赦なかったという中田秀夫監督の演出については「すごくエモーショナルな方で、身体にマグマを飼っているような方でした。『もっと〜!もっと〜!』って監督自身もすごくテンションを上げて演出されるので、そのテンションを越えなきゃいけないのが難しく、でも、監督がそこまで連れて行ってくれたからクライマックスのシーンが撮れたと思います。」と監督とのエピソードを語ります。今だからこそ監督に言いたいことを聞かれ「本番の直前はしゃべらないで!(笑)」と胸の内をあかし、お二人の仲の良い関係性が感じられるエピソードで会場を沸かせました。
そんな池田さんへ、中田監督から大ヒットをお祝いしてお手紙が到着!思わぬサプライズに「えっ!そんなの聞いてない!」と驚きつつも、感激の様子。MCより代読されました。
※以下お手紙全文
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池田エライザさま
無事に回復され、本日「貞子」の舞台挨拶に立たれるとのことで、
私としても安心し、とても嬉しく思っています。
エラちゃんとは、撮影中、まるで親子のように「タメ口」で親しく
接していただき、新鮮で楽しく過ごせました。ありがとう!
そんな一見、フランクでマイペースに見えるエラちゃんですが、実はとても
繊細で感受性豊かな人だということは、私たちだけではなく、今日
「貞子」をご覧いただいた観客の皆さんも感じていらっしゃるのでは
ないでしょうか?クライマックスでの、弟役の清水君とのお芝居、
またラストシーンの病室でのお芝居に、全身全霊で「本当のエラちゃんらしさ」
をぶつけていただきましたね。
また、撮影現場だけではなく、「貞子」のプロモーションでも、主演女優=
「座長」として私も含め皆を引っ張っていってくれました。重ねて深く感謝します。
おかげさまで、「貞子」は大勢の皆さんにご覧いただいていています〜
これからますます女優業に、そして新しく挑戦される「監督」のお仕事頑張って
ください。そして、また近い将来、ご一緒できることを願っています。
中田秀夫
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この手紙を受けて池田さんは「監督ありがとうございます〜なんか親子喧嘩が終わったときみたい(笑)。嬉しくて言葉が出ないです。何か作品を作ることって、やろうと思えば淡々とできてしまうと思うんですけど、私とか監督はそれができなくて、お互いの意見をぶつけ合って、でもそれが楽しかったです。監督とご一緒できて、女優業を頑張れている!って実感できる時間が幸せでした。また是非ご一緒したいです。監督業もコツコツ頑張ります!」と中田監督への想いと感謝の気持ちを述べました。
最後に、観客へ「皆さん改めて今日はお越しいただきありがとうごじます、この映画に込めた思いが皆さんに伝わっていると良いなと思います。また何度でも観て確かめたくなることもある作品だと思うので、何度でも楽しんでいただきたです。伝えたいことはいっぱいあって話すとと泣いちゃいそうです。皆さんに感謝しています。本当にありがとうございました。またお会いしましょう!」と思いがたくさん込められた挨拶がされ、イベントは大盛況のまま幕を閉じました。
<あらすじ>心理カウンセラーの秋川茉優(池田エライザ)のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。やがてその少女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江初子(ともさかりえ)が人知れず生み育てていた子供であることが判明。少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始める―。
一方、WEBマーケティング会社に勤める石田祐介(塚本高史)の勧めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)はアクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて…
池田エライザ 塚本高史 清水尋也 姫嶋ひめか 桐山漣 ともさかりえ 佐藤仁美
原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊) 監督:中田秀夫 脚本:杉原憲明 配給:KADOKAWA ©2019「貞子」製作委員会
【映画公式サイト】 sadako-movie.jp/【貞子公式Twitter】@sadako3d/【貞子公式TikTok】@貞子Official 【貞子公式Instagram】@sadako_diary