『轢き逃げ-最高の最悪な日-』ドルビーシネマ上映会開催、水谷豊監督が衝撃を受けた新時代幕開けに革新の映像技術が関東に上陸
とある地方都市で起きた轢き逃げ事件をきっかけに、人間の底知れぬ心情に光を当てた映画『轢き逃げ-最高の最悪な日-』。予測不能のサスペンスから深い感動へと誘う本作で脚本、監督、をつとめるのは監督第二作目となる、水谷豊。本作では、初脚本ながら完全オリジナルストーリーに挑みました。本作『轢き逃げ-最高の最悪な日-』は5月10日(金)より全国公開致します。
そして、本作は水谷豊監督たっての希望で日本映画初となるドルビーシネマ採用作品となっており、「ボヘミアン・ラプソディ」「アリー/ スター誕生」「ローマ/ROMA」など、アカデミー賞ノミネート作品のほぼ全作品に採用されているこの最新の技術は、最先端の映像技術「Dolby VisionTM (ドルビービジョン)」と立体音響技術の「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」を採用し、さらに究極のシネマ体験を実現するために最適化されたシアターデザイン(インテリアカラー、空間デザイン、座席アレンジメント)と一体となって、アクションやストーリーをより豊かに観客にお届けし、まるで作品の中にいるような没入感を実現。まさに新時代の映画上映スタイルです。
その本作に命を宿したドルビーシネマで本日イベントを行った本作、MCに映画コメンテーターのLiLiCoを迎え、年間数百本の映画作品を見ている彼女から見た水谷監督の魅力、そして監督が本作に込めた思いや、何故ドルビーシネマで上映しようと決めたのか、監督のこだわりが光る本作について、彼女の視点で切り込み水谷豊監督を徹底的に解剖。
そして後半には、本作の撮影監督・会田正裕さんも登場し、映画を愛する3名が本作について語り尽くしました。
【日時】5月6日(月・祝) MOVIXさいたま
水谷 豊(監督)、会田正裕(撮影監督)、LiLiCo(映画コメンテーター)
水谷豊
公開に先立ちまして、今日見ていただけたことを大変うれしく思っています。
そしてこの映画が日本初のドルビーシネマの上映で嬉しく思っています。
LiLiCo(映画コメンテーター)
最初から最後に持っていく伏線が素晴らしくて。見て終わって、エンドロールが流れて終わりっていう人もいると思うのですが、私は映画って見た人たちと作品についてどれだけ話せるかで作品って続いていると思うんですよね。
いろんなことをたくさんの人と話したくなる作品だと思いますし、もう一度見たくなる作品でした。
水谷豊
TAPが終わって、次の作品の話しているうちにサスペンスタッチの作品が見てみたいとプロデューサーの声から2日後に出てきた最初のアイディアが本作でしたよ。脚本を書いているときはとにかく夢中で書いていました。
LiLiCo(映画コメンテーター)
主演の二人が本当に素敵でしたね。
水谷豊
誰でも知っている俳優さんを起用するよりも、ドキュメンタリーのようなナマナマすために今回はオーディションをして中山麻聖君、石田法嗣君を起用しました。
LiLiCo(映画コメンテーター)
冒頭からすごかったじゃないですか!ドローンで撮影された、急いでいるのか、逃げているのか・・・
会田正裕(撮影監督)
まさかあんなに長いカットだと思っていなくて、許可とか取れるのか、実際にできるのか心配でしたが、たまたまあそこに川があったので、撮影することが出来ました!
水谷豊
会田さんにはイメージだけを僕はお伝えしました。会田さんに「それってできます?」って聞いたら、ドローンを使えば出来ますと。その撮影が決まるまでがまず、我々にとってのサスペンスでした。笑
LiLiCo(映画コメンテーター)
このドルビーシネマは音も色も本当に、まるで映画の中にいるような感覚で。本当に臨場感があって。
会田正裕(撮影監督)
音がまず凄い、天井にスピーカーが着いているのはドルビースネマならでは、立体的な音が味わえる。そして明るさは普通の劇場の2倍の明るさがある。今までよりも格段に臨場感や没入感を体験できるのがドルビーシネマです。
水谷豊
4年前でしたよね、テストケースで作ったドルビーの映像があって。それを観たときに、本当に驚いて。その後たまたまドルビーシネマの大沢代表とばったり劇場で会いまして、そのとき大沢代表から「チャンスがあったらドルビーでどうですか?」ってお尋ね頂いたんです。本当に偶然つながって、これはやるしかないなって感じでした。
LiLiCo(映画コメンテーター)
いよいよ公開が近づいてきて、監督から最後に一言ありますか?
水谷豊
昔は映画に行くということが、別世界に行く感覚だった。日常とはまた違う世界に行くことが喜びでもあり、ワクワクして映画館に行ったものです。それが今回ドルビーシネマということで、更なる別世界にいける時代になったんだなと思うと、映画の進化を感じることができる作品に携われた特別な体験でした。