WOWOWドラマ初出演となる柴咲コウを主演に迎え、田辺誠一、伊藤歩、眞島秀和、倍賞美津子、高畑淳子、光石研、風吹ジュン、水野美紀ら実力派キャストが集結。乳児虐待死事件の補充裁判員に選ばれた主婦である主人公・山咲里沙子は、自らも幼い子どもを持つ母親として、次第に被告と自分自身を重ね合わせていく…。やがて裁判を通し、“家庭”という閉ざされた世界に隠された衝撃の事実が浮かび上がり…。“家庭に潜む究極の心理サスペンス”と賞賛された直木賞作家・角田光代の原作「坂の途中の家」の禁断の連続ドラマ化に挑んだ本作が、いよいよ4月27日(土)より放送開始─。
本作の完成・放送を記念して柴咲コウさんが来福し、福岡のお客様を前に舞台挨拶を行いました!

日程:2019年3月27日(水)
場所:T・ジョイ博多 スクリーン9 ドルビーシネマ
(福岡市博多区博多中央街1-1JRシティ博多9階)
時間:舞台挨拶18:30~19:00
登壇者:柴咲コウ (山咲里沙子役)、篠﨑絵里子(脚本)【敬称略】

この日、主演の柴咲コウが脚本を手がけた篠﨑絵里子とともに、4月27日(土)より放送されるWOWOW「連続ドラマW 坂の途中の家」の舞台挨拶をJ:COM主催でT・ジョイ博多にて行った。会場は博多駅直結の映画館で、テレビ作品としては日本初となるドルビーシネマスクリーンにて4KHDR上映を実施。ドレッシーで華やかなワンピースに身を包んだ柴咲がステージに現れると、会場に詰めかけた300人を越える観客から、大きな歓声が上がった。
原作の角田光代の小説は、「裁判員制度」と「子どもの虐待」というテーマを扱ったもの。この小説を読み、脚本家の篠﨑は、Twitterで見かけた、あるお母さんが描いた育児漫画が頭をよぎり、「子育て中のお母さんが追い込まれているあまりにも孤独な状態に、自分でも驚くほど涙が溢れてしまって。とにかくお母さんたちが一人じゃないんだと伝える作品をつくらなくては」と考え、誰に頼まれるでもなく「坂の途中の家」を映像化するための企画書を書き始めたと明かした。
その脚本を受けて、主演を務めた柴咲は、「6話分の脚本を夢中になって一気に読んでしまいました。テーマと深く対峙し、丁寧に物語が紡がれていて、これはいい作品になると確信しました」と話します。「里沙子を演じていて最も印象的だったセリフは、『自分にはできない』という否定的な言葉。しかしよく考えてみると、里沙子はその言葉を言いたくて言っているようには思えなくて。里沙子が飲み込んで、自分のものにしてしまった過程が想像できて、胸が苦しくなりました」とコメント。深く役に入り込んで演じた様子を垣間見せた。
さらに、自ら歌と作詞を手がけた主題歌「silence」に話が及ぶと、「自分が“底辺”にいる様子をイメージしました。そこは底辺だからこそ、世の中の喧騒から離れて、かえって凪のような静けさが広がっているのではないかと考えて作りました」と制作時のエピソードを披露する柴咲。
福岡での初披露となったこともあり、福岡にまつわるエピソードを聞かれると、「世界遺産にもなった宗像大社が印象に残っています。こんなに文化的に豊かな場所を知らなかったなんて!と思いました」と話した。
その後は、会場の観客と一緒に写真撮影。最後に「重たいシーンが続きますが、自分で言いたいけれど、普段は飲み込んでしまって言えないことを代弁してくれるような物語になっています。ぜひ作品をご堪能ください」と締めくくりました。

原作:角田光代 「坂の途中の家」(朝日文庫刊)
脚本:篠﨑絵里子 (『人魚の眠る家』)
監督:森ガキ侑大 (『おじいちゃん、死んじゃったって。』)
音楽:山口由馬
出演:柴咲コウ 田辺誠一 伊藤歩 眞島秀和 桜井ユキ 松澤匠 松本笑花 西田尚美 / 倍賞美津子 高畑淳子 /
佐藤めぐみ 滝沢沙織 利重剛 酒井美紀 光石研 風吹ジュン 水野美紀
特設サイト:https://www.wowow.co.jp/dramaw/sakaie/

4月27日(土)より、WOWOWプライムにて放送開始!
毎週土曜よる10時~(全6話)【第1話無料放送】