3月8日(金)18時30分から大阪市北区の阪急うめだホールにて、第14回大阪アジアン映画祭(OAFF)のオープニング・セレモニーと、オープニング作品である日本映画『嵐電』の世界初上映が行われました。

オープニング・セレモニーでは、『嵐電』の鈴木卓爾監督、出演の井浦新さん、大西礼芳さん、金井浩人さんをはじめ多数のゲストがご登壇されました。
登壇者を代表して韓国映画『群山:鵞鳥を咏う』のチャン・リュル監督から「今回、初めて大阪を訪問しました。この10年間はアジアフォーカス・福岡国際映画祭に来ていました。皆さんが私の映画を気に入ってくだされば、私はこれから大阪に10年、通うつもりです。映画祭の期間中、たくさんの喜びと楽しみと幸せな時間を過ごしてください」と挨拶がありました。

引き続き行われたオープニング上映『嵐電』の舞台挨拶では、鈴木監督をはじめ出演者の方々、そして音楽を担当された、あがた森魚さんも登壇し、チーム「嵐電」で舞台が“満員”に。
鈴木監督は、「西日本にあまり縁のない人生だったので、大阪アジアン映画祭のオープニングに立っているということにかなり驚いています」と最初に挨拶した後、「(僕のように)京都の外からやってきた人間と、京都の中にいる人が出会い、何が生まれるのかを描いたラブストーリーです。皆さんに、もっとニコニコしていただきたいという思いでつくりました」と作品への思いを語りました。
鎌倉からやってきたノンフィクションライターを演じた主演の井浦新さんは、「これから嵐電の世界を自由に楽しんでいただきたいです」と話した後、「今一緒に登壇している若者たちは鈴木卓爾監督のもとで映画を学んでいる生徒で、この作品に参加しています。彼らと一緒にこの映画をやらせてもらえたのが一番の宝です」と語り、登壇者自身が役名と名前を順番に紹介し、世界初上映ならではの感動的なシーンとなりました。

また、下記のイベントが決定しております。ぜひ、ご参加ください。
●シンポジウム
生まれ変わるタイ映画―魂のホームステイと救済
日時:3月14日(木) 14:30~16:30
会場:国立国際美術館
http://www.oaff.jp/2019/ja/event/index2.html