久保ユリカ、新井愛瞳らが出演する映画「猫カフェ」。猫に囲まれながらお客さんの相談にのり、笑顔になってもらうという一風変わった「猫カフェ」の店主と猫、そしてお客さんの間で起こる小さな奇跡を描いた心温まる物語。
12月1日(土)シネ・リーブル池袋にて初日舞台挨拶が行われました。

朝早くから訪れたアプガファンや猫好きの熱い声援の中、エピソード1「気になるあの子」の並木志保役でエピソード主演したアップアップガールズ(仮)の新井愛瞳さんは『猫カフェ』出演が決まったとき「動物との共演が初めてだったので、撮影以外でも癒されるんだろうな、とクランクインを楽しみにしていた」といい、念願かなって「猫カフェでの撮影は、猫たちの姿を見て穏やかな気持ちになりながら撮影ができた」と、映画のイメージと同じく癒しの現場だったことを明かした。
また、同エピソードで後輩のアップアップガールズ(2)の吉川茉優、高萩千夏、橋村理子と劇中アイドルグループ「星屑少女団」のグループを演じたことについて、「今回、アプガ(2)の「SUN!×3」を劇中ライブシーンで歌ったんですが、初めてだったのでアプガ(2)のメンバーに細かく振りを教えてもらいました。けっこう難しかったです」とライブシーンはみんなの協力を得て撮影したと振り返った。新井との共演について吉川は、「普段は新井さんとは別グループだし、新井さんの役が後輩っぽい設定だったので新鮮でした。でも、実際の撮影現場は新井さんに引っ張ってもらいました。」と、ほかのシーンでは3人を新井が引っ張ってくれたと感謝の言葉を述べた。今回劇中でメンバーの指導役として志保を叱咤する唯を演じた高萩は、「志保に強くあたるシーンがあるのですが、その時の新井さんの目が怖すぎて(笑)、撮影のあとちょっとビクビクしていました(笑)」という撮影裏話を披露し、新井も「待って待って!!」と会場を沸かせた。橋村は劇中のキャラクターについて「アプガ(2)のメンバーは役柄と実際のメンバー内でのキャラクターが似ていたかなぁ」と話したが、新井は自身と志保役について「私は小学校からアイドル活動をしていて、志保と同じように学校で居場所がないなときもあったので、志保の役柄に共感できました。でも、私もあの頃猫カフェに行っておけばよかったなと思いました(笑)」と役との共通点を語り、反対に「志保みたいに内気な性格ではないので、そこは役作りに悩みました」と難しさも感じた役であったことを明かした。
エピソード3「ブルーの目をした甘えん坊」で猫嫌いの小手川勇作を演じた池内万作は、「家では猫を3匹飼っているんです」と言い、「猫が好きだからこそ、猫が苦手な演技もやりやすかったですね」と劇中とは真逆の顔をのぞかせた。今回の映画の出演については「猫と戯れてみませんか?」とオファーされたので、「楽しんで撮影させていただきました。」と好きな猫との共演を楽しんだ様子だった。自身が出演したエピソードの見どころについて聞かれ「心を開けば、やさしい心が返ってくる!」と、猫だけでなく人間ドラマも描かれている本作をアピールした。
また、本作を監督した沖田光監督は「家で6匹の猫も飼っていて、猫カフェにもよく行っていた」と猫マニアだということを話しゲストや客席を驚かせた。猫が出演するシーンの撮影の難しさについて、「猫に何かさせることはできないと分かっていたので、あらかじめ猫オーディションというか、どの猫がどのエピソードに向いてそうかを事前に観察させてもらいました。」と、猫の演技指導?のコツを披露。そのおかげか「ほとんど撮影できなかったシーンはなかったです」と順調に撮影ができたことを語った。猫ではなく役者の演技指導については、本作の主演・久保ユリカと池内万作については、「撮影前から台本についての話し合いをしていましたし、新井さんは役柄にピッタリだと思っていたので、撮影は安心して臨めました。吉川さんと橋村さんについても普段に近い役なのですが、高萩さんはキツイことを言う役なので大変だったと思います」と労いの言葉をかけた。映画の見どころについては、「この作品のベースはヒューマンドラマなので、猫が好きな方だけでなく多くの方にご覧いただきたいです。」と期待を語った。
最後に新井は「たくさんの猫が出演しているので、ぜひ観て癒されてください」と作品のアピールで締めくくった。

出演:久保ユリカ、新井愛瞳(アップアップガールズ(仮))、小倉優香、池内万作、宮下順子
アップアップガールズ(2)(吉川茉優、高萩千夏、橋村理子)
監督・編集:沖田光 脚本監修:村川康敏 脚本:大竹菜々子、山下大士、安齋智子、皐月彩 製作:バップ/パル企画 配給:パル企画 尺:90分 (C)2018「猫カフェ」製作委員会 https://www.nekocafe.info/

12/1(土)~シネ・リーブル池袋ほか全国順次上映中