本映画祭は「未来を変える 映像新世代」をテーマとし、新時代の若手映像制作者の成長支援、中日両国の映像文化の交流を目的として行われ、午前中には開会式及び「12+12九州写真展」が行われ、映画祭実行委員長である株式会社鳴鳳堂取締役蘇慶(そ・けい)氏、副委員長の特定非営利活動法人映像情报士協会理事長榎田竜路氏、北京電影学院視听傳媒学院院宿志剛(しゅく・しごう)氏、何振良(か・しんりょう)駐福岡中国総領事、福岡市経済観光文化局国際経済・コンテンツ部長 宮原修氏、国際的デザイナーで2020年に開催される東京オリンピックにて134カ国の国ごとのプラカードを持つ女性が着る着物のデザインを担当している千地泰弘氏らが登壇しテープカットを行いました。

同日夜には授賞式が行われ、中日両国の関連大学、専門校の卒業生計321作品の中から日本からは銀賞の日大芸術学部卒業の志真健太郎監督作品「男たちの楽園」等計4作品が受賞しました。
 何振良(か・しんりょう)駐福岡中国総領事はあいさつで、今回の映像祭は若手映像制作者に才能の表現と交流のきっかけを提供しただけでなく、中日両国民間の相互理解の促進にも寄与したと述べました。

また実行委員会名誉委員長である在アメリカ映画プロデューサーYue-Sai Kan氏、特別顧問でアカデミー外国語映画賞受賞監督である瀧田洋二郎氏からのビデオレターでの祝辞が放映されました。

本映画祭授賞式には日本人映画監督・塙幸成氏、撮影監督・古屋幸一氏、中国香港映画監督・頼水清氏、インド人映画プロデューサー・パリーワル・ヴィカシュ氏ら国際的に活躍している業界人が多く参加され、皆参加作品のクオリティに大変驚いておりました。
 またプレゼンテーターとして中国映画プロデューサー・黄瀾氏、株式会社中国電視代表取締役でドキュメンタリー映画プロデューサーでもある劉斌氏らが登壇し、本映画祭への想い等を述べられました。

同映像祭最高賞である鳴鳳堂大賞は北京電影学院卒業生の王一寓(おう・いちぐう)監督による「泳いで帰ろう」(原題:「遊泳回家」)が受賞し、実行委員長蘇慶氏から賞金100万円を授与されました。

本映像祭レセプションパーティ及び開会式、授賞式では日本伝統芸能のパフォーマンス、そして日本、福岡を代表するアーティストによるライブも行われ、日中及び世界各国から集ったゲストや観客らを魅了しました。