映画『銀幕版 湘南乃風 ~一期一会~』公開!RED RICEとSHOCK EYEが15周年の心境告白「第二弾、第三弾作りたい」
結成15周年を迎える4人組レゲエグループ・湘南乃風に密着した初のドキュメンタリー映画『銀幕版 湘南乃風 ~一期一会~』が13日ついに公開初日を迎え、東京・新宿バルト9で湘南乃風のRED RICE、SHOCK EYEが舞台挨拶を行った。
結成15周年の集大成ともいえるアリーナLIVEツアーを仕掛ける、湘南乃風メンバーそれぞれの思いや素顔に密着したドキュメンタリー。
舞台挨拶開始冒頭、登場したのはツナギ&タオルの湘南乃風ルックに身をつつんだ、お笑いコンビ・ダイノジの大地。湘南乃風の大ファンで若旦那ならぬ“デブ旦那”としてMCを担当。この日が自身の誕生日と明かして「この仕事に運命を感じました!」と喜色満面でタオルを振り回した。
今月3日に第一子となる長男が誕生したばかりのRED RICEは、客席のファンからの祝福に「ありがとう!」と返礼で「湘南乃風のリーダーで、お母さんです。…あの、お母さんなんですけど、ついにお父さんにもなりました!」と自己紹介で幸せそうな笑み。それにSHOCK EYEも「湘南乃風のお父さんです。今日は夫婦で!」と仲のよさをうかがわせた。
15周年を迎えたことにRED RICEは「感謝の一言に尽きる。もちろん10周年の時も感謝を噛みしめていたけれど、それからのプラス5年はそれぞれの思いの錯綜があったり、いつまで続くのか?という気持ちも混ざっていたので、感謝の形も15周年を迎えたことで変わった」とシミジミ。
15周年を迎えるということは、それだけ年齢も重ねてきたということ。「体力が落ちたり、さらなる努力が必要だと思わされた」というRED RICEは「10周年の時に20キロ痩せると言ったけれど、逆に太りました!」と笑わせつつ「今回のツアーが終わるまでには、10キロ体重を落としたい」と宣言した。
SHOCK EYEも15周年に「まずは感謝」とするも「でもまだファンには素晴らしい景色を見せられていないので、20周年に向けて精進しなければいけない。改めて靴紐を結ぶ年になった」とさらなる前進の構え。劇中ではメンバーそれぞれの心境が赤裸々に語られるが、今回初めてグループとして密着ドキュメンタリーが制作されたことに「メンバーが了解したことに驚いた。昔はピリピリしていた時期もあり、舞台裏とかもきちんとしたものが撮れないのではないか?と思っていたので、すべて断っていたんです」と明かし、時の流れを実感。
メンバーがどのような形で撮影されているのか知らず、SHOCK EYEは「だから予告編を見たときには驚いた!だってみんな『湘南乃風はバラバラだ』みたいに言っているから、え?俺たちバラバラなの!?と」と笑わせた。
一方のRED RICEは、15周年のアリーナツアーに臨む若旦那の思いを、映画を観て改めて知ったといい「この映画を観る前に、ツアーについて若旦那と意見の相違でバチバチしたことがあったけれど、映画を観たら『俺って小さい…』と痛感。あのとき言わなければよかった~と思った」と苦笑いも「この作品を観たことで、もっとリーダーっぽくならなければいけないと思わされた。最初はドキュメンタリーを作ることに懐疑的だったけれど、自分たちの現実を見せてくれる、いいきっかけになった。15周年というこのタイミングで良かった」と得たものも大きい様子。
それにSHOCK EYEも深く頷き「音楽をベースに自分たちの思いを伝えていきたいと思っていたけれど、音楽だけではない形で魅せられるものもあると感じた。このドキュメンタリーを通して背中を押される人や共感を覚えてくれる人もいるだろうし、誰かの背中を押せるのであればアリだと思えた」と自信を込め「皆さんの力を借りて、湘南乃風という輪をもっともっと広げていきたい。そしてこういったドキュメンタリーも第2弾、第3弾とやってみたい」と、今後の湘南乃風・新章に期待を込めながら、ファンにメッセージを送っていた。