今年で第18回となる「ニッポン・コネクション」は、ドイツ、フランクフルトで5月29日~6月3日まで開催され、2017年の第17回映画祭での上映作品数は100作品を超え、16,000人を超える来場する世界最大の日本映画祭となっている。大作からインディーズ作品交えながら、幅広いジャンルの最新日本映画を集めた上映プログラムとなっており、寺島の出演作品としては、『オー・ルーシー!』((18’)監督・平栁敦子)、『幼な子われらに生まれ』(( 17’)監督・三島有紀子)、『裏切りの街』((16’)三浦大輔監督)、『ヴァイブレータ』((03’)監督・廣木隆一監督)が上映された。

寺島は、日本映画界に特別な功績を残した人物に贈られる、「ニッポン名誉賞」を受賞し、Mousonturm,Saalで行われた映画祭クロージングの舞台に登壇。会場に集まった500名の観客の前に登場すると、熱狂的な日本映画ファンからは歓声が上がり、「まだ発展途上の私がこのような賞を頂いて良いのかと思いましたが、これからの私への期待だと思い、有り難くお受けしました。」と挨拶。また「ベルリン映画祭で銀熊賞をいただき、今回名誉賞を頂きました。ドイツで二度も素敵な賞を頂き心から嬉しく思っています。ドイツ大好きです!」とニッポン名誉賞受賞の喜びを表現。又、映画祭開催中上映された作品の中で、観客によって選ばれるニッポン・シネマ部門の最優秀作品賞である「ニッポンシネマアワード」には自身の主演作である、映画『オー・ルーシー!』が選ばれた。「“観客賞”は作り手にとって本当に嬉しい賞です。これはロスにいる平柳監督に頂いた賞だと思いますので、すぐ連絡します。益々ドイツが大好きです!」と興奮した様子でドイツでの評価を喜んだ。

©️Jumpei Tainaka