『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』前代未聞の絶対に辿り着けないプレミア試写会イベント
世界的ヒーロー、ジャスティス・リーグとのコラボで話題の『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』が、10月21日(土)より、全国ロードショー致します。公開に先駆けて、このたび、数々のリアル謎解きイベントを実施しているNAZO×NAZO劇団、そして豊島区とコラボした異例の試写会イベント「絶対に辿り着けないプレミア試写会!」が開催されました。
朝から、スタート地点となる「としまセンタースクエア」に集結した約300名の参加者たちは、本作の試写会の場所とチケットが、スーパーヴィラン・ジョーカーの手によって隠されてしまったと知らされ、早速池袋駅周辺を走り回ることに。豊島区とのコラボとだけあって、そのエリアは池袋東口から西口へと広大。そのため、参加者たちも各所に隠されているヒントや答えを求めて駆け回っていた。さらに後半になると、本作に登場するジャスティス・リーグの特性を利用した問題も登場し、まさに本作とのコラボにふさわしい内容となっていた。無事に謎をすべて解き終わった約80名が、ゴールである養老乃瀧に集結。ゴールでは、鷹の爪団によるお祝いムービーが流れ、養老乃瀧からのプレゼントとして祝杯のビールも登場。監督のFROGMAN、バト田&スパ田と共に、全員が笑顔で乾杯する様子が、謎が解けなかった別会場にも中継で届けられた。参加者の中には、「最初はいいペースで解けていたのに、後半は全然時間が足りなかった」「範囲が広すぎる」など苦戦していた声もあり、監督から敗者復活戦のお知らせがあると、両会場から大きな歓声が起きていた。
その後、シネ・リーブル池袋で実施された試写会には、謎解きに成功した約80名に加え、敗者復活戦で勝利した約60名が参加。「監督、脚本、声優、そのほかなんでも屋のFROGMAN監督です」と紹介された監督が登壇すると大きな笑いと拍手に包まれた。
DCとコラボするきっかけについて、「いろいろなコンテンツに打診している中で、たまたまワーナー・ブラザースが興味を持ってくれた。だから“「鷹の爪」という日本で大人気の作品だ”と説明したんです。本当は“微妙な人気”だったんですけど…多少盛りました」と裏話が明かされた。「でもこの映画が大ヒットすれば真実になるから」と監督が語ると、参加者は納得の表情に。さらに、バットマンの過去を変えるために吉田くんたちがタイムスリップするシーンがとても受けていたことや、動かない画面でおなじみの鷹の爪だが、コンテと完成版がほとんど同じじゃないかと言われたことなど、製作過程でのアメリカとのやり取りも明かされた。ブラックジョークを駆使する鷹の爪シリーズだが、シナリオについてはほとんど大きな改変はなかったとのことで、「アメリカでは通じないネタも、“これは日本人なら大爆笑するから”と、日本のワーナー・ブラザースの人たちも翻訳などいろいろと頑張ってくれたんだと思う」と語り、さらに事前にシナリオや予算表を公開する宣伝方法や、今回の試写会の開催方法など、シナリオ以外の部分で“Why?”と聞かれることが多かったとのこと。まさにキャッチコピーのとおりに“困惑のプロジェクト 無理やり実現”だったことが明らかになった。もしかしたらこの試写会も謎が難しすぎて参加者が1人とかだったらどうしようかと思った、と不安を抱えていた監督。しかし、実際は多くの参加者が(あの手この手を使って)集まったことに安堵していた。
最後に、豊島区の高野之夫区長も登壇。今回豊島区にオファーしたことについて、「高野区長のタカノという名前を見て、鷹の爪団に入れるんじゃないかと思ったのがきっかけです。本編にも大きな爪跡を残しています」と今回のコラボの理由が初めて明かされ、さらに高野区長が「今日は豊島区の宣伝部長としてやってきました、鷹の爪団の高野です」とあいさつすると会場からは大きな笑いが。本編にも高野区長が描いた背景が使用されているとのことで、その絵を収めた額が監督からプレゼントされた。
最後に、監督から「今回は、これまででいちばん製作期間もお金もかかっていますが、その分鷹の爪史上最も自信を持ってお届けできる作品に仕上がっています。後半は見たこともない映像が出てきます」と見どころを語り、「ネタバレしてしまっていいけど、いい感想だけをハッシュタグをつけてSNSで投稿して」というお願いが。さらに、それらの投稿すべてに返信するということも宣言され、観客から「おお~!」という声も上がり、試写会は大いに盛り上がって終了した。