。『最強のふたり』で一躍世界的スターとなり、フランスで好感度NO.1俳優・コメディアンのオマール・シー最新主演作、『あしたは最高のはじまり』(9月9日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか)のスペシャルトーク付試写会が行われ、上映前に“芸能界の仲良し親子”として有名な哀川翔さんと福地桃子さんのお二人が登壇しました。

◆日程◆ 8月30日(水)12:30~13:00
◆場所◆KADOKAWA 神楽座ホール (東京都千代田区富士見 2-13-12)
◆登壇者◆ 哀川翔さん(56 歳)、福地桃子さん(19 歳) / MC:伊藤さとり

本作が父娘の絆の物語ということで、おそろいの赤いスカーフを取り入れたコーディネートで登場した哀川さんと福地さん。哀川さんはスーツのポケットに、福地さんはヘアアレンジに組み込み、“仲良し親子”をアピールした。今回、親子では初となる映画イベント登壇となる哀川さんと福地さん。感想を聞かれると、哀川さんは「別に普通ですよ。親子で登壇するけど、プライベートをさらけ出すということではなくて、今日はきっちりトークをしてもらわないとね」と娘の福地さんへアドバイスを一言。一方の福地さんは「今日は親子の物語を PR するということで、朝ごはんは親子丼を食べてきました!」と気合十分。哀川さんは「そういうことだったの?俺は普通に食べてたよ」と、その意味に気づいていなかった様子。

映画の感想を聞かれると哀川さんは「人生は一度きりだし、一生懸命生きていくということが大切なんだな、と改めて感じさせてくれる映画でした。自分にしては大変珍しいことなんだけど、2 回見ました。たぶん 3 回目も見ると思う。なんで見るのかっていったらネタバレになっちゃうから言えないんだけどね(笑)サミュエルとグロリアの親子関係が素敵で、内容が深くて…、とにかく繰り返し見たくなる映画ですよ」とコメント。福地さんも「幸せってなんだろう?と考えさせられる映画でした。普通の親子関係ではない主人公のふたりの周りには愛が溢れていて、見ている間ずっと笑顔になってしまうような、すごく素敵な映画でした」と作品の魅力を伝えた。
哀川さんと主人公サミュエルとの共通点を聞かれると福地さんは「サミュエルのように、お父さんというより子供に近い目線から接してくれるんです。だから家族だけじゃなくて子供みんなに好かれているんだと思います」と見解を述べると、哀川さんは「そうそう俺、幼稚園~小学校低学年の子たちにはめちゃくちゃ人気あるからね」と自慢げにニヤリ。「子供の遊びに親がのっかるのはすごく難しいから、俺は親の遊びに子供を引き込んじゃうんだよね。そのほうが子供も喜ぶし、親子の繋がりが深くなるような気がして。映画の中でもサミュエルとグロリアが一緒にバスケットボールをしているシーンがあるけど、大人がうまくやると子供がそれに憧れて『自分もうまくなりたい』と向上心が芽生えるでしょ。それはすごくいいことだと思うんです。あとスタントマンの仕事をしているサミュエルが子供を撮影現場に連れて行くけど、うちも小さい頃から現場には連れて行っていましたよ。この子たちは仕事場に行くというよりも遊びに行くという感覚だったみたいです。当時は任侠映画の撮影が多かったんだけど、夜一緒にお風呂に入ると俺の背中の入れ墨メイクをみて『今日は柄が違うね~』と言ってきたりしていました(笑)」と福地さんの幼い頃を思い出しながら子育てについて語った。

さらに、家庭円満の秘訣について聞かれると哀川さんは「しょうもないことをなんでも会話にしちゃうことかな。明日何時に起きるの?今日はどこ行くの?とか、あまり会話にしなくていいようなことも全部聞きます。そうすることで自然に家族間のコミュニケーションがとれているんじゃないかな」と話すと福地さんも納得した様子で、「家族全員が全員のその日のスケジュールを把握できるように、朝みんなで会話をするんです。それがもう日課になっていたので今まで気づかなかったのですが、家族の大事なコミュニケーションとなっていますね」と日々の何気ない日課が仲良し親子のヒミツであることを明かした。
また娘である福地さんしか知らない、父・哀川さんの秘密を聞かれると「父は植物に優しいんです。家の植物の水やりは父が担当していますね。最近は四葉のクローバーを一生懸命育てているんですよ!」と哀川さんの意外な一面を明かした。それについて哀川さんは「誕生日に“幸せの四葉のクローバーの種”をもらったから、鉢に植えて育てていたんだけど、出てきたら全部三つ葉だったんだよ!可愛がってたから、結構ショックだった」と、衝撃の結末を語り会場の笑いを誘った。そんな哀川さんに日ごろの感謝の印として、福地さんからサプライズで四葉のクローバー柄のネクタイがプレゼントされた。哀川さんは「いいね、これ!俺そこまで四葉のクローバー好きってわけじゃないんだけど、いいね!」と嬉しそうに首元にあててみせた。


10月に20歳の誕生日を迎える福地さん。「早く 20歳になりたい。大人になりたいんです」と語り、20歳の抱負を聞かれると「大人の綺麗な女性はみなさんパクチーサラダを食べているイメージがあるのでパクチーを食べれるようになりたいです」とコメント。それに対し哀川さんは「別に食べれなくてもいいじゃん」と反応、「実は父もキライなんですよ」と福地さんが暴露すると「それは言わなくていいんだよ」と、ほのぼのとした仲良し親子のやりとりを見せてくれた。
イベントも終盤に近付き、改めて映画の魅力について聞かれた哀川さんは「自分も2回見てしまいましたが、それくらい深い思いを残してくれる作品だと思います。
人生どこからでもやり直せるんだと、共感できる素敵な作品でした」、福地さんは「日々を過ごす中で忘れかけていた大事なことに気付くきっかけをくれる映画だと思います。私自身この映画からたくさんのことを教わりました。見終わった後には、大切な方にこの映画を勧めてあげてください」とそれぞれしっかりと作品を PRし、トークイベントを締めくくった。