映画「トリガール!」:楽しすぎてやっべぇぞ!ナダルが、撮影秘話を披露!ペラ夫役は、ゆきなにしか見えない「鳥人間コンテスト」の妖精だった?!
人力飛行サークルを舞台にした、青春エンターテインメント映画「トリガール!」(配給:ショウゲート)が、9月1日(金)”映画の日”に全国公開いたします。 「100回泣くこと」などで知られる人気作家の中村航が、⺟校芝浦⼯業⼤学の⼈⼒⾶⾏サークル“Team Birdman Trial”をモデルに描いた⻘春部活⼩説「トリガール!」を、大ヒット映画「ヒロイン失格」の英勉監督のもと、土屋太鳳が新境地となる“毒舌女子大生”を演じた事に加え、間宮祥太朗&高杉真宙、池田エライザ、ナダル、⽮本悠⾺という、今最も勢いのある若⼿キャストを迎えて贈る、空飛ぶ⻘春エンターテインメント!!
この度、映画業界へ夢を抱く学生らが集まる東放学園映画専門学校のオープンキャンパスで「トリガール!」公開を記念し、土屋太鳳らが所属するTBTのOBとして輝かしい映画デビューを果たしたコロコロチキチキペッパーズのナダル登壇のトークイベントを開催!今回のイベントでは本作の企画・プロデュースを担当した株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ映像事業本部本部長・松本 整氏と株式会社ダブ代表取締役・宇田川 寧氏も登壇して、『トリガール!』の誕生&制作秘話や今最も勢いのある若⼿キャストとの共演話まで、本作の魅力の裏側について語りました!
◆日 時: 8月29日(火)
◆会 場: 東放学園映画専門学校
◆登壇者: ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)
松本 整氏(株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ映像事業本部 本部長)、宇田川 寧氏(株式会社ダブ 代表取締役)
人力飛行サークルを舞台にした、青春エンターテインメント映画『トリガール!』。本日は、映画業界へ夢を抱く学生らが集まる東放学園映画専門学校のオープンキャンパスで「トリガール!」公開を記念し、本作で輝かしい映画デビューを果たしたコロコロチキチキペッパーズのナダルが本作の企画・プロデュースを担当した松本 整氏と、宇田川 寧氏登壇のトークイベントが本日8/29(火)に開催された。
会場には、セーラー服の制服を身にまとい、映画業界に入りたいキラキラした顔ぶれの高校生から、社会人と思われる人などさまざまな顔ぶれが会場を埋め尽くした!「ナダルさんの登場です!」の掛け声で、トレードマークでもある白いタートルネック姿のナダルが登場!会場からは大きな拍手が。続いて、本作の企画・プロデュースを担当した松本氏と宇田川氏が登壇。ナダルが特徴的な美声で「よろしくお願いします!」と挨拶をすると、学生らより「いい声〜!」と反応があり、クスクスと笑い声が。
映画化の経緯について聞かれた宇田川氏と松本氏。実は原作者の中村さんから前作『100回泣くこと』の映画を製作中に『トリガール!』を映像化しないかと相談されたといい、松本氏は「おもしろい小説で、男女二人で飛ぶって設定は映画的だと思ったし、その二人がいがみ合いながらシンクロして飛んでいくのはおもしろくなりそうだなって思いました。でも鳥人間コンテストをどう表現するかが悩みどころで、ちゃんとうまく表現できるのかなって。それに鳥人間コンテストが一年に一回しか撮影ができないので、実際企画から完成まで4年かかりました。」と、ぽろりと苦労話が。 続いて、キャストのキャスティングについて聞かれた宇田川氏は、「原作もそうだけど、大きな男と小柄な女の子のペアで。小柄だけど身体能力の高い女優って考えた時に土屋太鳳がぱっと浮かびました。太鳳ちゃんもいろんな映画に出ている女優さんだから、そんな彼女とペアになって新鮮味があって、なおかつワイルドな俳優ということで間宮祥太朗をキャスティングしました」と、絶妙な凸凹コンビの誕生秘話を語った。また、本日登壇したナダルの大抜擢について「年齢不詳で目立つ人が欲しくて。見た目のインパクトもあるけど、一番の決め手になったのは彼の特徴的な声です。」としたり顔で答える松本氏。「でも実はナダルさんには秘密にしていたのですが、、、いい声すぎてナダルさんがいいことを言うシーンで内容が全然入ってこなくて、なんかいいこと言ってるなーっていう雰囲気で、彼の美声をBGMのように使ってたりしました(笑)」宇田川も「そうだね。ナダルさんのセリフは<考えるな。感じろ。>って感じかもね(笑)」とコメント。これにはナダルも「えぇ!めちゃめちゃ長ゼリフ頑張ったのにBGMだったんですか?!(笑)」と爆笑しながらでショックをあらわし、会場に笑いが。
そんなナダルは「最初は映画出演のオファーはドッキリだと思った。」と映画出演が決まった時の心境を語り、「ちょうどドッキリにかけられまくってる時期で。正直英監督もちょっと胡散臭い感じのドッキリ顔で(笑)。偽物の監督なんじゃないか?!って思いましたね。そんなんで、最初の衣装合わせも半信半疑でヘラヘラしながらやってたんですけど、撮影に土屋太鳳ちゃんとかがいて、「あ、これガチや!」って思いましたね(笑)」と爆笑裏話を暴露。自身の役どころについては「人力飛行サークルのOBで。大学は卒業したのにサークルにずっとおる、おっさんの役でした。台本読んだ時にめちゃめちゃ変なやつだな!って感じましたね(笑)。ヌッといつのまにか現れて、いなくなるんですけど、滅多にNGを出さない太鳳ちゃんが僕の顔見て笑っていましたね。「ダメだ!顔が!」って。バリ失礼やん!って思って、「人の顔は笑わない方がいいよ」って言ったんですけどね、「目がちょっと!目に慣れないと!」って笑ってましたね。(笑)本当に自分の役は「ヌッ!」って効果音が一番よく合うと思います。」と、 ぺら夫の第一印象と土屋太鳳との撮影秘話を語った。ヌッ!と突然現れるペラ夫の設定に関して宇田川は「実は、最初から<ペラ夫はゆきなにしか見えない鳥人間コンテストの妖精>なのかもしれない」って言っていたんですよ!」と意外すぎる設定を語った。
本作の見どころを聞かれた三人。ナダルは「役者さんたちの熱量がすごかったです。掛け合いのシーンもすごいセリフ量だし、アドリブも多いのにとても自然で。息がぴったりで熱気と迫力がすごかったですね。」と芸人視点ならではの役者に対する尊敬の念を語り、松本は「コメディで笑わせるのは泣かせるより難しいと言いますが、土屋太鳳はコメディエンヌとしてすごかったですね。最後の方の撮影では本当に声が枯れちゃって。すごい根性だなって感じました。」とプロデューサーとして様々な女優と関わってきたからこそわかる、土屋太鳳のすごさについて語った。また、宇田川氏は「飛行機ですかね。普通だったら美術班の人たちが撮影用に本物に見える頑丈なものを作るけど、今回は芝浦工大TBTサークルOBのみなさんと美術さんが協力して、できるだけリアルで繊細な飛行機を作りました。人力飛行機はいろんな班があって、いろんな思いを託して飛んでいくので、少しずつですけど、パイロット班に注目するだけではなく、いろんな班の作業が見えるように意識しました。」と製作陣のこだわりを説明した後に、「でも、やっぱり病室のシーンでのナダルさんのアドリブじゃないですかね。」といたずらっぽく答えた。これに対しにナダルは「病室のシーンはごめんなさい!シリアスシーンなのに、芸人として笑かしたい欲が出てしまって。後で間宮くんにも「あれ、なんすか?」って突っ込まれてしまって。ずっと意味不明でいらんこと言ってました!すみません!(笑)」と役者としても発揮された自身の芸人魂を笑いながら謝った。
続いて、イベントに参加した学生らより撮影の合間で楽しかったエピソードを聞かれたナダル。「エキストラの子も全員いい子で、個性的で、全員もれなく漫画に詳しかったので、漫画を進めあったりしてましたね。あとは土屋太鳳とバスを待つシーンで蝉がめちゃめちゃ鳴きだして、太鳳ちゃんが蝉に話しかけたんですね。「お願い、鳴き止んでー」って。そしたらもっとすごい勢いで泣き出すっていうね。」と土屋太鳳とのかわいらしいエピソードを語った。
最後、映画業界を目指す学生にアドバイスを話した三人。ナダルは「好きだなーって思う気持ちを大事にしてください。一握りの人しか成功しなくても、結局やらなかったら始まらない。僕も大学を出て社会人を経験してから芸人になったけど、やって失敗するより、やらない後悔の方がきついなって思いました。何かやりたいなと思ったらやってみてください。」と真摯に答えた。松本氏は「やりたいことができたら自分の中で溜め込まず、周りにどんどん言ってください。すぐには変わらないけど、半年から一年ぐらい経ってから周りの人がそういえばあんな奴が映画作りたいって言ってたなっていうのが効いてきます。」と実践的なアドバイスを語った。宇田川氏は「現場は脚本家が書いたものを元に監督が映画を作っていく。「トリガール!」にも通じるところがあるけど、監督がやりたいことを様々な部署に別れて作っていく仕事なのでチームワークが大事。」と話した。笑顔でサムズアップで応じた三人。夢みる学生のキラキラした視線を浴びながら、大きな拍手の中ナダル登壇トークイベントは終了した。