。『最強のふたり』の製作陣が初のアニメ映画に挑み、『カンフー・パンダ』『マダガスカル』などの名作アニメーションを世に出してきたアニメーター、パリ・オペラ座の芸術監督が集結し、花の都パリを舞台にバレリーナになることを夢見る少女の物語を描いた『フェリシーと夢のトウシューズ』の公開を記念して、日本語吹替版で声の出演をした花江夏樹さんが上映前の舞台挨拶に登壇しました。

♦ 日時:8 月 19 日(土) 17:00~17:30
♦ 会場:新宿ピカデリー スクリーン 3(新宿区新宿 3 丁目 15 番 15 号 7F)
♦ 登壇者:花江夏樹 /MC:みんしる

日本語吹替版で主人公・フェリシーの幼馴染ヴィクター役を演じた花江夏樹が公開記念舞台挨拶に登壇した。会場には花江のファンが詰めかけ若い女性から子供まで花江の登場に顔をほころばせた。
はじめて作品を観た時の作品の印象について「僕はバレエをやったことがないのでなじみがなく、まず題材がバレエ?と驚いたのですが、観ていると夢を掴むために真っ直ぐに頑張る女の子のお話で気分が爽快になりました。夢に向かってがむしゃらに頑張っていた頃を思い出しました。」劇場版洋画の吹替が初であったことについて「アフレコは一人ずつ録っていたので他の皆さんがどんな芝居をしているか分からない状態で、完成するまでどんな感じになるか分からなかったので不安でした。あと普段はラフの状態で声をあてることも多いので、完成した画を見ながらアフレコできるのは動きや表情があって分かり易かったです。」と振り返る。
洋画の吹替版をみるのが大好きだという花江は、今回の出演について「洋画ならではのおもしろさを感じることができたと思います。空気感が違い、テレビアニメはかなりデフォルメされた演技が多いですが(この作品は)ナチュラルな所も多くあり新鮮で楽しかったです。しかも思っていたよりもかなり出番が多くて幸せでした。僕にとってこの映画は『花江と夢の吹き替え』でした!(笑)」
土屋太鳳、熊川哲也その他キャストについての印象を聞くと、「どんなお芝居するのかなと気になっていました。ストーリーはすでに知っているけど新しい作品をまた観たような気分でした。ル・オー夫人役の夏木マリさんがやはり、すごくインパクトが強かった(笑)性格がきつそうな顔しているじゃないですか?その通りなんですよ!(笑)悪役感がすごく漂っていて、お芝居もぴったりでお会いしてみたいと思いました。」
と会場の笑いを誘った。

お気に入りのキャラクターについて聞くと、「内山昂輝くんが演じていたルディ役(主人公・フェリシーを気に入るバレエが上手な美少年)がコミカルですごく面白かったです。フェリシーを取られちゃう、ヴィクターも負けてられないなという思いでした。あとは、やっぱりヴィクターの一見普通の好青年風だけどちょっとヘタレで抜けているところが愛嬌があって好きですね。フェリシーと一緒で夢に一途でいいなって思います。」
「フェリシーはひたむきにバレエの練習をする姿から、本当に踊るのが好きな気持ちが伝わってくる。でもその他にちょっと不良な部分があるんですよ。ネタバレになっちゃうから言えないけどあるものを盗むんですよ!結構強引なルートでバレエ学校に入りこもうとする!(笑)アニメーションなので非日常的なシーンも多いですがその画やダンスの美しさで違和感を感じさせないところがすごいですね。」
最後にこれから観る人へメッセージとして「フェリシーががんばっている姿が胸にジーンとくる、僕も夢に向かってがんばらなきゃな、と思わせてくれる作品です。フェリシーとヴィクター、彼女がヴィクターに振り向いてくれるのかな、という、そんな恋愛要素も少しありますし、今夢に向かってがんばっている人にぴったりだと思います。今日は本当にありがとうございました。」と締めくくった。