世界累計発行部数3,000万を超える大人気コミックの実写映画化で話題の『東京喰種 トーキョーグール』。人の姿をしながら人を喰らう怪人・喰種と人間の闘いを描くバトルアクションエンターテインメントが、いよいよ7月29日(土)より世界公開となる。そんな本作の公開に先駆け、喰種の世界観を再現した公開直前イベントが、7月20日(木)に実施された。

会場には、『東京喰種 トーキョーグール』を応援する選ばれしファン・“喰種マイスター”たち250名が集結。作品世界にならって「美食家たちのための晩餐会」と題されたイベントでは、全員ドレスコードとしてマスクを着用し、会場はミステリアスな喰種たちの集会状態に!場内には、映画で実際に使用された衣装や作品世界をイメージしたオリジナルマスク、原作者石田スイ先生が手掛けたイラスト画、作品世界をイメージしたオリジナルマスクを展示。作品にちなんだコンセプトドリンクやフードメニューも振る舞われ、ファンにはたまらない趣向を凝らした特別な空間となった。

イベントがスタートすると、MCとしてお笑い芸人「コーヒールンバ」の平岡佐智男さんと西原朗演さんが登壇。彼らの司会により、まずは来場したマイスターたちが会場限定フードメニューをめぐって「運命の仲間さがしゲーム」に参戦。同じキャラクターカードを持った人を4人を集める、という突然のお題にも関わらず会場は大盛り上がり。幸運にも4人揃ったマイスターたちがステージに上がり、『東京喰種 トーキョーグール』愛を熱弁した。

続いて、突如MCに呼び込まれ、マスク姿の謎の4人組が登場。ただならぬ雰囲気に会場がざわめく中、マスクを取った4人組の正体は…窪田正孝さん(金木研/カネキ役)、桜田ひよりさん(笛口雛実役)、白石隼也さん(西尾錦)、栁俊太郎さん(四方蓮示役)という豪華キャストの面々!彼らの素顔が明らかになると、会場は悲鳴にも似た大歓声と割れんばかりの拍手とで包まれた。
熱狂的な『東京喰種』マイスターたちを前に役作りについて問われた窪田さんは、「カネキが保守的な役柄だし、極力主張しない“自分を消す作業”に徹していた」とコメント。「キャストのみなさんが個性的なキャラだし、みなさんに作っていただいた映画」と謙虚に応えると、白石さんからは「本当に頼もしい座長でした」と力強い一言が。あわせて、ハードな戦闘シーンで、窪田さんが白石さんに「カットがかかるまで(どんどん)やっていいから」と語ったエピソードが明かされるなど、キャスト同士の信頼関係の強さがうかがえた。「かわいい!」の声援が絶えない桜田さんは、独特な世界観を持つ本作への出演を「貴重な体験だった」と語りつつ、喰種としての“食事シーン”では「見た目のインパクトがすごいけど、特に“目”が甘くておいしかった」と語り会場を笑わせた。柳さんは会場の声援に終始照れながらも、自らの役について「四方さんは本当にかっこよくて、寡黙だけど優しい男なんです」とその魅力を熱弁。その真剣さにMCからのツッコミを受けながら、原作を読んで憧れていたキャラクターを演じる喜びを語った。

トークの後はステージに、元カフェの店長だというコーヒールンバ平岡さんが作ったコーヒー「東京喰種ブレンド」が登場。本作では、「喰種は人を喰らうが、コーヒーはおいしく飲むことができる」という設定から、コーヒーが重要なアイテムとして使用されており、ファンにもおなじみ。ステージ上では、映画の中で「喫茶店でコーヒーを淹れるシーン」に挑戦している窪田さんが、コーヒーの仕上げ作業を担当した。撮影にあたりコーヒーについて本格的にレクチャーを受けたという窪田さんは、「『の』の字を描くんですよね」と手慣れた様子で、平岡さんも思わず「お目が高い!」と大絶賛。出来上がったコーヒーをキャスト陣に振る舞い「香ばしい!」のお墨付きをもらうと、窪田さんとコーヒールンバが振り付きで息の合った「お目が高い!」を連発し、会場は爆笑の渦に包まれた。また、映画公開日7月29日にちなみ、「0729」の番号を手にした唯一のマイスターが、ステージ上で窪田さんからコーヒーを振る舞われるパフォーマンスも。「熱いからゆっくり飲んで」と優しくマイスターを気遣う窪田さんに、会場のボルテージは最高潮に!
最後はキャスト陣からあらためて、これから映画を観る人たちへのメッセージが送られた。いずれも作品愛が強いコメントが続く中、白石さんは「戦いたいキャラクターがいる」として続編を熱望。窪田さんも、まずは7月29日(土)公開の本作を見てほしいと述べながら、「次の作品の可能性があるなら、ぜひみなさんの手で多くの人に広げてほしい」と熱い思いを語った。トーク終了後はキャスト陣が観客席に降り立ち、大興奮のマイスターたちと記念撮影が行われ、大盛況の中イベントは幕を閉じた。

 『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日(土)より世界公開!