本作は、1960年のラオスに実在した日本人技師をモデルに、現代のラオスの少女が過去にタイムスリップし、日本人青年と出会うという、時空を超えたネイチャーファンタジーです。ラオスの美しい大自然を舞台に、私たちが大切にすべき「人を思いやる優しさ」を思い起こしてくれる珠玉の名編が生まれました。

6月24日(土)有楽町・スバル座
ご登壇者:森拓(プロデューサー)、井上雄太(主演)熊沢誓人(監督)

◎「気楽に、気ままに生きていく」
井上「共演のノイ役のヒロインの女優さんに将来の希望はと聞くと家族と幸せに暮らせればそれで良いと答える。もっと、欲があるのかととおもったらサバイサバイ(気楽に、気ままに生きていく)というラオス人気質に感心しました。

◎「ラオスの撮影は苦労だらけ」
井上「言葉の壁は大変でした。全編の9割がラオス語で、まず、セリフを撮影までに全部覚えて,尚且つ、ラオスの首都のビエンチャンに一か月居て現地の言葉になれてそれで撮影に入りましたが、セリフができても芝居がだめだったり、悔しかった思いがありました。また、日本語も通じないラオスの田舎町にホームステイに行き、自分を見つめる時間がつくれたのは俳優として日本ではできない良き体験だった。」

◎「人の温かさを感じてほしい」
井上「この映画を通して、国を超えた人の温かさを感じてもらえれば嬉しいです。
温かさを感じて主人公の川井が成長し、物語が生まれます。それを感じていただけたらたぶんそこからより良い明日とか前向きな事につなかるんじゃないかなと思います。」

◎「川の流れのように生きる」
森(プロューサー)「人と人がつなかっていく事がこの映画のテーマです。今の日本はは慌ただしく社会が変わって行かなきゃならない。だけど、大昔はラオスみたいな世界が日本にはありました。ラオスは川を囲む国です。映画を観た人がを少し、立ち止まってゆっくりとしたラオスの川の流れのように社会を築いて行けたらなあと思います。皆さんと共につなげていく映画と思ってます」

有楽町・スバル座にて7月14日まで上映中。ほか7月1日~名古屋・名演劇場、7月15日~大阪・シネ・ヌーヴォにて公開。詳細はwww.saynamlai.movie/