昨夏に公開された『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』は、歴代1位だった一昨年の記録を塗り替え、東京テアトル配給となった1999年以降、観客動員・興行収入ともにシリーズ歴代1位の大ヒット!となりました。

そして、さらにパワーアップしてお贈りする映画シリーズ第29作目『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』が7月1日(土)より、元気100 倍!全国ロードショーとなります。

今回の主人公は、宝探しの一族に生まれたライオンの男の子“ブルブル”。強がっていても、本当はこわがりで、いつもあと一歩が踏み出せないでいるブルブル役を、『君に届け』『深夜食堂』『あやしい彼女』など、明るくまっすぐな演技で等身大のキャラクターを演じ、評価の高い多部 未華子が劇場版アニメ作品で初声優を努めます!

そして、男性ゲストにキャイ~ンの2人が決定!宝探しの名人で見事なたてがみを持つブルブルのお父さん役は、「アンパンマンが大好き」「アンパンマンで声優をやりたい」と公言し、熱望してきた天野ひろゆきに決定。2016年に男児が誕生し、一児のパパとなって、遂に念願をかなえます。そして、相方のウド鈴木は、神殿の門番”いいかげんに城”を演じます。

そしてこの度、6月4日(日)に多部未華子とキャイ~ンの公開アフレコを行いました。
会場ではウドさんは何パターンものアフレコを披露し、多部さんと天野さんのやり取りのシーンでは吹き替えと見事にピッタリ。キャイ~ンさんの掛け合いに多部さん初め会場には笑いが尽きず、映画への期待度が高まるアフレコ会見となりました。

<公開アフレコ 概要>
◆日程 : 6月4日(日)
◆出席者: 多部未華子、天野ひろゆき・ウド鈴木(キャイ~ン)、
アンパンマン(着ぐるみ)、ばいきんまん(着ぐるみ)
◆場所 : 目黒 APU(目黒区下目黒 1-3-3)

Q:今回アンパンマンの映画に抜擢されて、まわりの反響はいかがでしょうか。

多部さん「私の友達の子どもでアンパンマン大好きな方が多く、反響が大きくこの作品で映画館デビューさせたい、楽しみと言ってもらいました。」

Q:天野さんは念願のアンパンマン声優デビューですが、いかがでしたでしょうか。

天野さん「関係者の前でアンパンマンに出たいと常々言って草の根運動してたので、やっと実りました!奥さんが普段はキャイ~ンの仕事に興味持ってくれないんですけど、今回はアンパンマンするの!?すごいね!と喜んでくれました(笑)」

Q:ウドさんはアンパンマンに憧れて芸能界に入ったと聞きましたが、、

ウドさん「そうなんです!アンパンマン師匠の背中を見て育ちました!なので、今回嬉しいです!」というと天野さんがすかさず「俺たちの方が先だろ(笑)」とツッコミが。ウドさん「ウド鈴木になった時期とアンパンマンが始まったのが近いので運命を感じました!」

Q: 演じた上で工夫した点・苦労した点は?

多部さん「子供のころから見ていたアニメなので、不思議な気持ちでした。みんなの声についていこうと必死でした」
天野さん「子供の成長と重なり、こどもを谷に落とす厳しさの中にも優しさがある感じの声をやってくださいと監督に言われ、まさしく自分もそういう風にしたい!と思っていたので監督と息が合い、一発 OK 貰いました!先ほどもアフレコ終わりに多部さんに「声が素敵ですね」と言われ、本人もあ!と気付いたみたいで「声も素敵ですね」と褒めていただきました(笑)」
ウドさん「矢野監督と天野君が一文字違いで、ご縁ですね!」というと天野さんからまた「何の情報だよ!」とツッコミ、会場から笑いが。ウドさん「いいかげんにじょう!と訓読みだとおかしいので、いいかげんにしろ!と音読みと訓読みを気を付けました。」実際のアフレコの時は本番後が一番リラックスしていいかげんにしろ!と言っていたので、そちらが採用されるかも!?と天野さんからの裏話に驚きの声も。

Q:多部さんとブルブルの共通点はありますか。

多部さん「ブルブルは怖がりで一歩が踏み出せないキャラクターなのですが、私とは全く逆で本作に出てくるカレーパンマンに近いですね。カレーパンマンと同じような気持ちでブルブルを応援して見てました。」

Q: アンパンマンの思い出は?

多部さん「小さい頃はよくアンパンマンの絵本を読んでいてバタコさんのお話なのですがロマンチックなお話でとても好きでした」その思い出を聞き、天野さんが「バタバタ走るよのバタコさんだよね」というとウドさんが「落ち着いて走ったらバタコさんじゃなくなりますもんね!」との会話も。
天野さんは「僕たちが小さい時はまだ放送してなくて、改めて大人になり、子供ができて見ましたが、本当に大切なメッセージが込められていると思いました。自己犠牲の精神や一歩を踏み出す勇気などが込められていて大切な作品だと思います。子どもがぼくのこと見てパパと呼んでいると思ったらパパパと 3 回言っていて、よく聞くとアンパンマンって言っていたんです!パパより先にアンパンマンを覚えてて切なかったですね(笑)」
ウドさん「丸い=地球かアンパンマンしか思いつかないくらい丸の美学を追及していて、やなせさんのやさしさだと感じて生きていました!」

Q:好きなキャラクターは?

多部さん「高校生の時はあかちゃんまんが好きで、あかちゃんまんの小銭入れを使っていました」というとウドさんが「それはジッパーの小銭入れですか?小銭が落ちなくていいですね!」との会話に天野さんは「小銭入れの感想はいいんだよ!(笑)」とのツッコミが。
天野は「ばいきんまんですかね、こどもが“よしよし”してたのとばいきんまんの声優さんとも一緒に仕事をしたこともあり、好きですね」
ウドさん「僕もばいきんまんが好きでバイバイキーンと昔言ってました!でもしょくぱんまんも好きです!“食”とつく食べ物はほかになく全てを網羅した、あらゆるパンもあるなかでスケールの大きさに感銘を受けました!」

Q:本格的に初声優チャレンジにいかがでしょうか。

多部さんは「難しかったですね、何年も声優されている方たちの中に自分の声を入れるのが不思議でした。食べるシーンでも普通は言わないモグモグって言ったり、決意の声とか普段声にしないことを声にするのが難しかったです。」その後、女優と声優どちらが大変か聞かれ「どちらも大変ですが、声優はなかなか経験値がないので大変でした。」
その後自分で点を付けると何点ですかと聞かれ「70点ですかね。50点は自分の頑張りに、20点は見てくれる子供たちのために頑張ったので合計70点です。足りない30点は技術がまだまだ少ないので」

Q: 2人揃っての声優は久しぶりとのことですが、、

天野さんが「そうですね、ウドちゃんとの声の仕事は NG にしているので(笑)」と答えると、ウドさんもすかさず「天野くんのバーターで今回出させていただきました(笑)一緒に仕事をしたい気持ちがスタッフの方に届いて良かったです!」
キャイ~ンのお二人は多部さんのアフレコは本日初めて聞かれたそうで、「ブルブルが声とぴったりでかわいい!この声を聞いていたらお父さん役でも宝探し行かなくてもいいよって言ってしまっていたと思います。特に地団駄を踏むシーンは、先ほど多部さんも言っていましたが、普段声にしない声がかわいかったですね」と天野さんからの感想が。
ウドさんからは「天野くんはブルブルのお父さん役でスッとしててかっこいいんだけども、似てなくてどちらかというとブルンブルンという感じだね!」
との感想が。それを聞き天野さんは「ウドちゃんのアフレコでは、城は石で出来ているんで、もっと重厚な感じでお願いします。と言われてました。」とウドさんのアフレコの話に。ウドさんは「城についていろいろ考えました。これは西洋の城なのか、円柱なので、普通の城とは違うのではないか。これだと日本の城っぽくなるのではないか!?」と言うと天野さんから日本の城だとどんな感じ?というフリにまた違ったアフレコを披露。ウドさんはアフレコしながら「この城は3体いて、3人揃えば城トリオです!白(城)トリュフではないですよ!」とウドさんワールドが炸裂し、最後には多部さんから「いいかげんにしろ~!」とのツッコミが。
アフレコは3人初でしたが、息の合った掛け合いで、笑いの絶えないアフレコ会見となりました。

©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2017 配給:東京テアトル