木村佳乃も号泣!!! 「私の大好きな映画の5本のうちの1本!」 テーマは愛する人を守る“無償の愛”『光をくれた人』
『ブルーバレンタイン』 デレク・シアンフランス監督最新作マイケル・ファスベンダー×アリシア・ヴィキャンデルが贈るラブストーリー『光をくれた人』が5月26日(金)より全国公開いたします。孤島で暮らす灯台守の夫婦に訪れる幸福と痛みが繊細に描かれ、二人の献身的な愛の様、最も大切な人を守ろうとする健気な姿に涙する人が全世界で続出している物語。そんな本作の公開を記念して、本日5月23日(火)にトークイベントを開催し、女優の木村佳乃が登壇いたしました。
■日時:5月23日(火)
■場所:アキバシアター (千代田区神田練塀町3 2F)
■イベント登壇者:木村佳乃(41)
マスコミの前に登場した木村佳乃は、まず「本当に素晴らしい映画だと思います。見る度に毎回号泣しています。それぞれのキャラクターの気持ちに共感して、すごく心が切なくなるシーンがあったり、いろいろと考えさせられる映画です。これは泣きますよ。全カップルにおススメしたい。」と感動のラブストーリーである本作の感想を語ります。本作のヒロイン・イザベルをイメージした清楚な衣装で登場した木村。イザベルを演じたアリシア・ヴィキャンデルについては「笑顔がとてもかわいい。女性の私から見てもとても素敵でした。まるでトムとイザベルの結婚するまでのドキュメンタリーを観ているようで、恋に落ちる瞬間だとか、本当に表情の美しい方です。」とヒロインの魅力を解説。
トムとイザベルのラブストーリーである一方で、育ての母であるイザベル、そして産みの母であるハナの“二人の母親“の物語でもある本作。娘がいることもあり、母親目線でこの物語も観てしまうという木村は「ヒロインのイザベルにも共感しますし、レイチェル・ワイズが演じたハナの気持ちも痛いほどわかります。そしてハナの旦那さんの『一度だけ赦す』というワードが、今思い出してもジーンとさせられます。」と、二人へ共感したことを振り返り、「二人とも愛情たっぷりの本当に良い母親なんですよね。なのにちょっとした掛け違いで、こんな展開になってしまう。娘への愛情の深さゆえなんだと思います。」と続けます。
もともと本作の監督、デレク・シアンフランスの大ファンだったという木村は「過去作の『ブルーバレンタイン』が大好きなんですけど、とても変わった撮り方をされる監督みたいで。ごく少数のスタッフで、実際にファスベンダーとアリシアは灯台のある孤島に住みながら撮影することが条件だったみたいで、だからこそこういった素晴らしい作品ができるのかなと。ぜひデレク・シアンフランス監督とご一緒してみたいです!」とラブコールを送ります。
好きなシーンについては「イザベルがトムの膝に座って髭を剃るシーン。日常を表現するためにこのシーンをやりたいという提案がこの二人からあったという記事を読んで、実際にこの映画で二人が恋におちたということもあって、素敵だなと思いました。」と、この映画での共演をきっかけに、プライベートでも交際をスタートさせたファスベンダーとアリシアのリアルな“愛”の演技に魅了され、「イザベルがトムを見る目、トムがイザベルを見る目が本物ですよね。お芝居とは思えないくらい、本物の俳優同士が本気で演じているという感じで印象に残りました。」とさらに続けました。
本作のテーマについて話が及ぶと、「自分よりも相手。大切な愛する人を、自分を差し置いてでも守るっていう無償の愛ですよね。」と“大切な人を守る”というテーマをアピール。
映画『光をくれた人』のタイトルにちなみ、自身に“光をくれた人”をたずねられると「たくさんいるんですよね。両親もそうですし、家族もそうですし、また娘たちもそうですし。そして今この仕事を始めるきっかけになった事務所の社長もそうです。大切にしたい人がたくさんいます。」と語り、また、逆に自身が“光を与えたい人”をたずねられると「自分の家族ですね。娘と主人です。」とコメントしました。
最近、「ベストマザー賞」と「ウイメン・オブ・エクセレンス賞」を受賞した木村。働く母として妻として生きていく秘訣については、自身がおばあちゃんっ子であると言い、「祖母に『感謝の気持ちを忘れないように、そして今日という日は今日しかないから、今日やりたいことは失敗を恐れずに今日やりなさい』ということを、ずっと小さい時から聞かされていたので、それを思い出します。」とその言葉を実践していて、「子供のお世話とお仕事で毎日バタバタですが、大変幸せです。お仕事も大好きなので、毎日感謝しながら、自分のできることは200%やりたいと思っております。」と明かしました。
そして「娘のために絶対長生きするぞ、と思ってます。夢はおばあちゃんになることで、孫の世話を元気にしたいと、だから体も心も元気でいたいです。」と夢を語りました。また、本作に登場する2人の母親にからめて、自身の理想とるす母親像については「疲れているときに、子どもが言うことをきかないとどうしてもイライラちゃいますよね。そして後になって反省する。そしてたら娘に謝ります。さっきは疲れてあんなに怒っちゃったけど、ママ本当に悪かったごめんね、って素直に3歳の娘に謝ります。幼くても、やはり人格をもった別の人間なので。」と母としての在り方を語りました。
最後に魅力的な笑顔の秘訣についてたずねられた木村は「この映画を観て、すっごく泣きましたけど、見終わった後は、すごく幸せになってニッコニコでした。素晴らしい映画に出会えたと思っています。間違いなく私の大好きな映画の5本のうちの1本に入ってます。」と力強く本作の魅力をアピールしました。