宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也・神木隆之介出演『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』。6月25(土)から公開された本作は、全国288スクリーンで上映され、週末ランキング第一位の大ヒットスタート。公開から3週間経った今でも怒涛の鬼ヒットは続き、7月18日(月)までで、動員918,270人、興収1,208,334,200円を記録中!

この度、7月19日(火)大ヒットを記念いたしまして、長瀬智也演じるキラーK率いる「地獄図」(ヘルズ)のメンバー・邪子を演じた清野菜名、「地獄図」と敵対するガールズバンド「デビルハラスメント」のボーカル&ギター&ダンサーを務めるじゅんこを演じた皆川猿時、さらに監督・脚本を務めた宮藤官九郎監督が登壇し、大ヒット御礼舞台挨拶を実施いたしました。

上映後の熱気漂う中、地獄図(ヘルズ)Tシャツで登場した3人。開口一番「ここの舞台大きいですね!奥の方にも沢山人がいて嬉しいです!」と宮藤監督が挨拶すると、「急に天候が悪くなってしまって、私はずぶ濡れになってしまいました(笑)。皆さんは大丈夫でしたか?」と清野が気遣い、和やかなムードでイベントはスタート。さっそく映画を観た直後の観客からの質疑応答に3人が答える形となりました。5回目の鑑賞となる男性客から「観るたびに新鮮で、細かいところで笑える!」と絶賛の言葉が飛ぶ中、「女子高生役はハマりましたか?」との質問に、皆川は「ハマらないよ!」とツッコミを入れつつ、「恥ずかしい気持ちでやってましたよ。地獄よりも現世の女子高生の時の方が恥ずかしかった。宮藤監督は可愛い可愛いって沢山言ってくれましたが、周りのスタッフからは一言も可愛いって言われなかったので、すごく不安だった」と撮影当時の心境を暴露。清野から「私は地獄のじゅんこしか見てないですが、足の毛が無かったのがびっくりでした!」と明かされると、「(撮影のために)全部剃ったからね」と振り返りました。続けて別の観客から「皆川さん、この役で“助演男優賞”を受賞したらどんな気持ちですか?」と聞かれると、「演じたのは女子高生ですから、助演女優賞だったらいただきます」と皆川が切り返し、続く宮藤も「助演女優賞だったら、隣にどんな女優さんが並ぶか楽しみですよね。僕としても皆川さんが受賞したら嬉しいです」とコメントしつつ、「けど正直他の賞も欲しいですけどね(笑)皆川さんの助演女優賞だけだったら、何のために映画を撮ったのか分からなくなりますよね」と答え、盛り上げました。

続いて、「宮沢りえさんや、中村獅童さんにはどのようにオファーしたのですか?」と宮藤に質問が及ぶと、「「宮沢さん、この役でお願いします」ってスコセッシ監督みたいにストレートにオファーしましたよ。獅童さんには直接私からのオファーでは無かったのですが、「精子の役、喜んでやらせていただきます」って連絡が入って…(笑)。精子ではありません、我慢汁の役ですって説明したら、なおの事頑張りますって獅童さんから連絡きたので良かったです(笑)」と宮藤が答え、場内は笑いに包まれました。さらに、「神木さん演じる大助が輪廻転生する動物たちはどんな基準で選ばれたんですか?」との質問には、「例えばインコは、僕自身飼っているので選びました。また、アシカは「あわしまマリンパーク」に行った際、アザラシよりも魅力的に映って、アシカの方が動きが速いし色々芸が仕込める気がしたので選びました」と解説。また、「最初、脚本の時は「狸」も書いていたのですが、狸はじっとしていられないとスタッフに教えてもらって…。それならどんな動物ならじっとしていられるの?って聞いたら、「イグアナ」って言われて。それで選びました。それぞれ色んな理由で選びました。」と明かしました。
一方、「すごく可愛らしいのに、邪子役でその美貌が隠されている気がするのですが…、演じてみていかがでしたか?」と質問が飛んだ清野は「自分が思い切り変装できる役を演じられたのはとても楽しかったです!」と満面の笑みで答えました。

また、イベントの最後には、本日46歳の誕生日を迎える宮藤官九郎監督にサプライズで、”地獄をイメージした特製ケーキ”がプレゼント!「本当に宮藤さんには長生きしてほしい。それだけ!」(皆川)「私のお父さんと同じ誕生日です!しかも同い年!おめでとうございます!実は私もイベントが始まる前、いつも忙しい宮藤監督に、“不老不死”と書いた手ぬぐいをプレゼントしました(笑)」(清野)と、それぞれお祝いの言葉が贈られる中、宮藤は恥ずかしそうに笑顔を浮かべる場面も。さらに、もう一つのサプライズとして、客席から急きょ俳優の三宅弘城(大人計画に所属。宮藤や皆川と同じくバンド「グループ魂」のメンバーであり、ドラム担当)がステージ上に登壇!「宮藤くん、誕生日おめでとう」と書かれた幕をプレゼントいたしました。

これには、宮藤から「恥ずかしいっすね。なんかあるだろうなって気はしたのですが、三宅さんはさすがにびっくりしました。僕が喜ぶってチョイスだったんですか?…え、勝手にきたの?(笑)本当に怖いわー!(笑)」と素の表情を見せながらも、「もうすぐ公開から1か月たちますが、まだこんなに沢山の方に観ていただけることは本当に光栄です。劇場で観てほしい映画なので、DVDでいいかなって言っているお友達にもぜひ進めてください」としっかり映画をPRし、イベントは終了いたしました。