劇団EXILEの青柳翔、EXILEのAKIRA、EXILE/三代目 J Soul Brothersの小林直己、E-girlsの石井杏奈、島根出身の映画監督・錦織良成の5人が7月9日(土)、島根・奥出雲で行われたエンタテインメントパーク「出雲たたら村プレス発表会」に登壇した。

出雲たたら村は、青柳らが出演する2017年公開予定の映画「たたら侍」の撮影を実際に行っていたオープンセットをテーマパーク化した「たたら映画村」を始め、EXILEが例年開催し夏の風物詩となっている「居酒屋えぐざいる」。そして島根県の物産店やお土産屋などが並ぶ「ご縁坂」。3つのテーマパークが集結し、神話の国・島根は奥出雲から日本の夏を盛り上げる新名所。

映画の主演を務める青柳は「1日1日丁寧に監督やスタッフのみなさんと作った作品でもあり、それだけに想い入れ深いオープン・セットでもあるのでぜひたくさんの方に見ていただきたいと思っています」と撮影当時を振り返りながら語った。

また、今作のメガホンを取った錦織監督も「プロデュースをしていただいたEXILE HIROさんを始め、多くの方と一緒に作ったこの映画は本当にこだわりました。このセットを見ていただければ今作のこだわりがわかっていただけるのではないかと感じています。匠の技を持つ大工さんたちに作り上げていただいた釘ひとつ使わない建物など、日本の心を発信しようという映画の持つ想いはこのセットにも表れていると思います」と意気込みを語った。

10,000㎡を超える広大な敷地に戦国時代の原風景が再現された「たたら映画村」は見どころ満載で、映画のセットはもちろんのこと、エントランススペースで220インチの大画面に映し出される当地限定映像や、主要キャストが身に纏った劇中の衣裳展示も併設した「たたら侍エントランスシアター」があったり、最新技術のスマートグラスを使用してヴァーチャルに映画『たたら侍』のシーンをセットの中で目の当たりにできる。また、今作のアクション監督のプロデュースにより侍アクションショーも行われる。

今作で映画初出演の小林は「映画公開前に先にセットを公開するというのは珍しい例だと思いますが、まず実際に世界観に触れていただいてから映画を観ていただけることで、自分たちと同じ目線で映画に触れていただけるのかなと感じて嬉しく思っています」と語った。

また「居酒屋えぐざいる」では、EXILEを筆頭にLDHアーティストが考案したメンバープロデュースメニューの他、『出雲たたら村』限定のスペシャルメニュー(青柳翔の〈伍介のばくだんおにぎり 〜梅&鮭〜〉、EXILE AKIRAの〈おろち丼〉、小林直己の〈ご縁の愛盛り さばあなごぅ 〜summer&go〜〉、石井杏奈の〈いなばの白兎ワッフル〉、錦織監督の〈のどぐろチャーハン〉)、さらにEXILE TRIBEファンにはお馴染みの『駄菓子えぐざいる』やガチャコーナーなど子供から大人まで世代や性別を問わず楽しめる内容となっている。

この日は、グランドオープンを前に抽選で選ばれたEXILEファンクラブ『EXファミリー』350名を招いてスペシャルなオープニングセレモニーも実施。5人がステージでトークショーを展開し、訪れた観客を盛り上げた。

AKIRAは「実際、僕らも足を運ばせていただいてわくわくしました。ぜひみなさんにも島根だからこその『居酒屋えぐざいる』を楽しんでいただきたいですし、今日来れなかったメンバーも時間を作って足を運ばせていただいて、みなさんと触れ合わせていただけたら嬉しいです」とファンの方へ思いを語った。

青柳翔、EXILE AKIRA、小林直己の3人が観光誘致イメージキャラクターを務める島根県とEXILE15周年のスペシャル連動企画として開催される「出雲たたら村」。日本の心を真に伝えていくことをテーマとする映画『たたら侍』の世界をいち早く実際に感じて欲しいとの製作者たちの強い想いによって実現。

映画「たたら侍」は、原作なしのオリジナルストーリーで、戦国時代中世の奥出雲の村で、名刀を生み出す鉄・玉鋼(たまはがね)をつくる技術「たたら吹き」を継ぐことが宿命づけられている青柳演じる青年が、侍に憧れて村を出て行いくが、厳しい世の現実を知ることにより、真の武士の姿に気付いていく若者の成長を描いた戦国物語。

錦織監督は「武士道は隠れた世界のベストセラーと言われていますけど、武器として刀を抜くことだけが武士なのではありません。この作品には詰まっている日本人の和の心は、ワールドワイドに世界の方々にも伝わると思っています」と自信をのぞかせる。

なお、「出雲たたら村」(島根県雲南市掛合町多根)は7月15日(金)にグランドオープン、営業時間は10:00〜18:00(「居酒屋えぐざいる」は18:00ラスト・オーダーで19:00閉店)で10月2日(日)まで開催される。