フランス代表として本年度のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた映画『裸足の季節』が、
いよいよ6月11日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開となります。

本作は、トルコの小さな村を舞台に自由を奪われた美しい5人姉妹の末っ子ラーレが、運命を掴み取るため奮闘する姿を描いた物語。
昨年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映されるや、デビュー作とは思えないほど卓越した構成力と美しい映像、
5人の少女たちの溢れんばかりの存在感を各国マスコミが大絶賛!フランスでは約50万人を動員するロングラン大ヒット!

公開に先立ち6月9日(木)ジャパンプレミアを行いました。監督&姉妹を演じた4人の女優達がシャネルの衣装を着て華々しく登壇。
そして本作にコメント&イラストを寄せてくださった10才の話題のクリエイティブキッズLaraさんがサプライズ登壇する、
終始笑顔の絶えないイベントとなりました。

<イベント概要>
日程:6月9日(木)20:10〜20:40 
参加者:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督、ギュネシ・シェンソイ(末っ子ラーレ役)、ドア・ドゥウシル(四女ヌル役)、
エリット・イシジャン(三女エジェ役)、イライダ・アクドアン(長女ソナイ役)
会場:エスパスイマージュ(アンスティチュ・フランセ東京内)新宿区市谷船河原町15

【イベント内容】
新たな美しい才能たちを、いち早く見つけることで知られるCHANELが『裸足の季節』の監督と女優陣を応援!
昨日行ったジャパンプレミアでは、監督&女優達がCHANELの衣装で登壇。劇中とは少し違った華やかで大人びた雰囲気で登壇。
試写会で映画を観終えた観客は、監督と女優が登壇するとあまりの可愛らしさに、歓喜の悲鳴が沸いた。

■全員今回が、初来日。感想は——
監督:日本に来ることができて、本当に幸せです。日本の皆さんに『裸足の季節』を観て頂くことができ、とても嬉しく思います。
ドア:日本は来てみたい国のひとつでした。みんな心があたたかい人ばかりで、とても嬉しいです。
等と口々に、日本へ来ることができた嬉しさをにじませた。

■シャネルの衣装を着て登壇することについて——
監督:シャネルの衣装を着るということは、甲冑を着る感覚に似ています。この作品が公開されるにあたり、
トルコでは一部反発などもありました。そんな時、シャネルを着ると一回り強くなったような、わが身を守ってくれるような思いがしました。
エリット:シャネルの衣装を着ることができて、とても嬉しい!エネルギーがもらえるような感じがします。
と、華やかなドレスについても、大満足な様子をみせた。

『裸足の季節』から生まれた強い絆。私たちは、まるで本当の姉妹のよう!
■撮影中のエピソードは——
監督:彼女たちは、実際の姉妹のようでした。5人で1つのキャラクターとして、とても一体感を持って演じてくれました。
まるで子猫がからみあって、どれがどの腕かわからなくなっているような雰囲気。撮影が進むにつれて、末っ子役のギュネシをはじめみんなが成長していくのが分かって、印象的でした。
イライダ:自然な絆をもって演じられました。撮影が終わっても私たちは本当の姉妹になったような感覚でつながっていました。
各国の映画祭を回ったりする中で、同じ服を着たり、喧嘩をしたり…。たとえ別れていても、そうした姉妹のような関係性でいれるのです。
ギュネシ:トゥーバ(次女セルマ役)が一緒に来日することができなくて、なんだか物足りない。彼女がいると、私たちはよりパワフルになれるんです。
と、まるで映画からそのまま飛び出してきたかのような強い絆をのぞかせた。

■『裸足の季節』で描かれる物語について——
ドア:これは、トルコでも実際にあることです。でも、みんな声をあげることができない。私は、このテーマを描いた映画に参加できたことは
とても意味のあることだと思います。映画を通して、声をあげることができたんです。

監督:大切なテーマを扱った映画を作ることができ、そして遥々日本でも観て頂くことができ本当に嬉しく思います。
アートの歴史では女性はオブジェとして扱われることが多いけれど、主体なのだということを感じ、そして映画を通して、
女性が置かれている状況についても考えてもらえればと思います。

まるで、5人姉妹のひとりになったような感じがした!
新たな才能を、日本の新たな才能10歳のアーティストLaraさんがサプライズ歓迎!

世界中を飛び回り、三ヶ国語に堪能な日本の“新たな才能“10歳のアーティストLaraさんが、『裸足の季節』のために特別に
描き下ろして頂いたイラストと花束をプレゼント。
映画をみた感想を尋ねられ「最後は泣いちゃった。みんながきれい。自分も5人姉妹の1人になった気がした」と答えると、
監督、女優達は「可愛い…!」と絶叫。Laraさんをギュッと抱きしめての写真撮影も急遽行われた。

瑞々しく美しい姉妹たちが、力強く自分の運命を掴みとっていく本作。ぜひ、胸を打つストーリーをスクリーンで観てはいかがだろうか。