ピース・又吉直樹さんの処女作であり、第153回芥川賞を受賞、社会現象を巻き起こすほどの話題作となった小説「火花」が、NETFLIXオリジナルドラマ「火花」として6月3日(金)より世界190ヵ国で全10話を一挙に同時配信致します。この度配信に先駆けて、6/2(木)に、主演の林遣都さん、波岡一喜さんをはじめとするキャスト陣、本作の各話の監督を務めた監督陣、そして本作の原作者である又吉直樹さんが登壇する完成披露試写会イベントを実施いたしました。この日は本作の挿入歌を担当したSPICY CHOCOLATEによるライブも実施。本イベントの模様は、同じく完成披露試写会を実施している札幌・大阪・名古屋の会場にも生中継され、日本全国に「火花」の笑いと感動を届けることができたイベントとなりました。

林遣都・波岡一喜「これまでの俳優人生をすべてぶつけた作品」
■日時:6月2日(木) 21:40〜
■場所: Zepp DiverCity TOKYO (東京都江東区青海 1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ)
■登壇者:林遣都 波岡一喜  門脇麦  好井まさお  村田秀亮  菜 葉 菜  徳永えり  高橋メアリージュン 
廣木隆一監督  白石和彌監督  沖田修一監督  久万真路監督 毛利安孝監督 又吉直樹(原作者) 
SPICY CHOCOLATE(西内まりや YU-A)

6月2日、Netflixオリジナルドラマ「火花」完成披露試写会イベントが行われ、本作の主演を務めた林遣都さん、波岡一喜さんに加え、門脇麦さん、好井まさおさん、村田秀亮さんら豪華出演陣、廣木隆一総監督をはじめとする本作の監督陣、そして原作者の又吉直樹さんが登壇しました。
SPICY CHOCOLATEさんの美しい歌声に包まれた場内に、キャスト・監督らが登場すると大きな拍手が。林さんから「最強に頼もしい監督、寄り添ってくれたスタッフ、大好きなキャストで「火花」をやれて誇りに思っています。一生自慢出来る!」と自信たっぷりの挨拶がありました。波岡さんは「2時間後に世界配信されるというワクワクがドキドキを超えている」と、世界190ヵ国への配信へ向けての万感の思いを興奮気味に語りました。波岡さん演じる神谷の同棲相手を演じた門脇さんから「(林さんと波岡さんの)二人が本当に好きすぎて、その中にいれた時間がとても幸せだった。観ていく程にどんどん愛おしくなっていく作品」と本作の魅力を語りました。林さん演じる徳永の相方役を演じた好井さんからは、「この作品で(自分が)激売れすると確信した!どのシーンもホームランを打った感覚!」と今後も役者としてもっと活躍していきたいという意気込みを、波岡さん演じる神谷の相方を演じた村田さんは「「火花」に出演して一番喜んでいるのは母親で、Netflixに加入していた。分厚いテレビなのに、4Kを契約していた」と自身の周りで起こった変化を漫才さながらに報告すると、会場は大きな笑いに包まれました。
林さん演じる徳永と好井さん演じる山下のコンビ・スパークスの事務所の社員を演じた菜 葉 菜さんは「皆の熱い思いがこもっている素敵な作品」、徳永の元バイト仲間で美容師役の徳永さんは「会う度に林さんがゲッソリしているのを見るのが心配だったけど、出来上がった作品を観て納得!皆が魂を削って作った作品!」と本作にかける出演者の思いの強さを語ってくれました。山下の恋人役の高橋さんは「好井さんのアドリブが多くて笑いを堪えきれずNGになってしまった」と撮影中のエピソードを明かしました。
総監督を務めた廣木監督は「10本の中編が揃い満足のいく作品になった」、白石監督は「愛おしくて切なくて最高な「火花」に関われたことに監督としても自信がついた」、沖田監督は「お祭りという感覚で参加した。いち視聴者として本当に面白い作品」、久万監督は「1話から順番に撮影していったが、回を増すことに漫才が上手くなっていっている」、毛利監督は「作品は誰かに感想を話して初めて成熟できる」と、各監督が作品に対する思いを熱く語り、「「火花」を全世界に拡げる先陣になってください!」と観客へ力強いメーッセージを投げかけました。
原作者である又吉さんからは、全10話を観たうえで、「原作で描かれていない部分をどうするのかと思っていたが、(原作では描かれていない)その部分でグッとくるものがあった。『火花』は僕がたまたま文字にしたものだが、『火花』は僕だけのものではなくて、みんなが一緒にみていた風景なんだと気がついた。原作者としてもとても感動しています」と熱く語り、「自分の頭で考えたものを自分で書いて、めちゃくちゃ才能ある人たちの手によって映像にしてもらえるのは、人生のご褒美」と感激していました。
漫才について問われると、林さんは「舞台に立つのは怖かったが、好井さんという信頼できる〈怪物級〉のパートナーと漫才をつくっていけたことが幸せだった」と好井さんと一心不乱に漫才の練習に打ち込んだエピソードを披露。波岡さんは「漫才の話で漫才が下手だったらどうしようもない。村田さんも〈超人的〉に漫才が上手いので村田さんの言う通りに進めていった」と、「火花」には〈怪物級〉と〈超人級〉の役者がいることを暴露すると、会場からは笑いの渦が。
最後に林さんより、「各所で作品に対して自信満々なことを言っているが、決して自分一人だけの思いではなく、それぞれのキャスト・スタッフが皆、晴れ晴れしい顔をしていているので、「火花」に携わった全員がすごく強い思いを持って作った作品なので、多くの人に観てほしい。隅々まで大事に大事にみてください」最後にお決まりのセリフ、「Let’s Netflix!」で会場を沸かし舞台挨拶をしめました。